ゆうべ部屋の中をコオロギが歩き回っていた
妻は最初「ゴキブリか?」と身構えたのだけれど
コオロギならば問題ないと好きにさせていた
布団に入り電気を消したら
「コロコロ・・・コロコロ・・・」
と鳴き出した
ああ、そうか昨日は立秋だった
暑い暑いと言いながらも
少しずつ季節は移っているんだな
ゴキブリだって良い声で鳴くのだったら
そんなに嫌われないものを・・・などと考えているうちに
いつの間にか寝てしまった
なんだか心持ちの良い夢を見たような気がするが
目が覚めた途端に全て忘れてしまった
そう言えば
昨日の夕方の散歩の時
大きな虹が出ていた
近所の人たちが外に出て眺めていた
よく見ると
七色の内側にも薄っすらと色が繰り返されているようであった