先日市から「舞台が丘公共施設整備事業説明資料」という書類が送られてきました。これによりますと、舞台が丘整備事業は第1期工事として平成24年8月完成予定の市庁舎・図書館建設工事、第2期工事として平成24年7月から中央公民館などの改修工事が行われます。すべて完成し利用開始は25年6月となります。
今回送られてきた書類は第2期工事の中央公民館や子育て支援センター(旧図書館)の詳細計画ができあがったことに伴うものです。また周辺の道路整備として市庁舎・中央公民館北側に市道県・東深井線の延伸計画と駐車場計画の概要も盛り込まれています。
● 第2期工事の検討概要は以下の通りです。
1、上下水道庁舎を取り壊しエントランスゾーンとして整備する。
2、中央公民館前の駐車場にある小建築物を移転し駐車台数を確保する。
3、中央公民館西側(現在彫刻やベンチが置いてある所)に150人規模の講義棟(1階は倉庫、2階を講義室)を建設する。
4、旧商工会館を取り壊し駐車場とする。
5、本庁舎・現図書館・中央公民館を結ぶ連絡通路をつくる。
6、中央公民館の耐震化を図り1・2階を学習室として整備する。
こうした工事に伴い総事業費はすでに始まっている市庁舎・図書館などの1期工事とあわせて35億6700万円となる見込みです。
● 周辺道路整備計画の概要は以下の通りです。
周辺道路整備は市役所西側の求女川へ橋を架け市道県・東深線を延伸し、市庁舎・中央公民館と東御清祥高校の間に2車線の道路を建設するものです。あわせて道路に沿って駐車場が計画されています。この道路は東御清祥高校の敷地にかかるものであり、長野県との交渉はこれからです。
この道路の新設によって市庁舎周辺の道路が整備され利便が向上します。これまで中央公民館前の駐車場は市庁舎への通過車両も多く安全上問題がありました。緊急車両も和方面への出動に際してはいったん国道に出なければならず時間がかかっていました。
これに対する事業費は東御清祥高校の敷地買収・移転に伴う補償金10億円と道路・橋梁費用として5億円、合計15億円が見込まれています。
● 以上舞台が丘整備に関わる事業費は50億円を上回るものと思われます。
詳細計画についての市側からの説明はまだこれからですが、12月議会においてもその一部が補正予算に盛り込まれるものと思われます。来年7月には第2期工事がスタートします。今後広報などで計画の概要が示されることと思いますので、皆様のご意見などお寄せください。
市庁舎・中央公民館と東御清祥高校の間に2車線の道路と、道路に沿って駐車場が計画されています。
中央公民館周辺の図面です。西側を増設し150人規模の講義室が計画されています。
中央公民館に増設される講義室は3階の講堂の使用頻度が高いことから新たに建設されるもので、サンテラスホールのように階段状に机とイスが配置されます。現在の講堂を利用する際イスの出し入れなどの負担が大きいことなどから、講義室はこうしたレイアウトになったものです。この講義室を使って市民大学などの取り組みも行って行きたいとのことです。