私の3年目の通知表は?

2011-11-10 23:52:57 | 議会活動
今年も通知表を作成する季節になりました。3年前の11月9日は私がはじめて挑戦した市議会委員選挙の投票日でした。あれから3年たちました。この間私は毎年自分の議員活動を自己評価してきています。今年も3年目の評価を行います。

評価項目は3つです。第一に「市民の声に耳を傾け、その願いを市政に届け、その結果を伝える」ことです。第二に「市民に開かれた議会」実現のために努力することです。第三に「市民ともに歩む市政」実現のために努力することです。

【評価項目1】市民の声に耳を傾け、市政に届け、その結果を伝える

この1年間、私はすべての議会で一般質問に立ち、12項目について市政を質しました。質問項目の内容は下記の通りです。

12月議会
・「協働のまちづくり」実現のために市民の意見を吸い上げるしくみが必要ではないか
・市民力で「B級グルメ」を推進し、新しい食文化を育て、地域活性化に取り組もう。
・景気後退の中で市民の安心と安全を確保する取組みが必要だ。

3月議会
・あるべき入札制度についてどのように考えるのか。
・公共工事の発注にあたっては地域内の多くの建設業者が潤うように配慮すべきだ。
・これからの街づくりのために内部循環型の経済の仕組みをつくるべきではないか。

6月議会
・市庁舎増改築工事入札における落札率についてどのように考えるか。
・東日本大震災・大津波・原子力発電所事故の東御市への影響はどうか。
・協働のまちづくりをどのように進めるか。

9月議会
・これからの東日本大震災・福島原発事故被災者支援をどう進めるか。
・市民を巻き込んだ太陽光発電の普及をどのように進めたらいいのか。
・料金等の口座引き落としデータの未送信という不適正な事務処理はなぜ生じたのか。

この他「お困りごと相談所」での生活相談、「議会だより」の発行、ブログ「若林みきおの議員日誌」で情報発信に取り組んできました。また4月からは新たにホームページを開設し、より体系的な情報発信を進めてまいりました。こうした活動結果を評価して5段階評価で「3」としたいと思います。

なお評価基準の目安は下記の通りです。

「5」-課題が十分達成でき、まわりにも大きな影響を与えた。
「4」-課題が達成できたが、まわりへの影響は限定的であった。
「3」-課題は達成できたが、まわりに働きかけたが影響は与えられなか
    った。
「2」-課題は達成できず、自分だけの動きにとどまっていた。
「1」-課題に挑戦できなかった。

【評価項目2】市民に開かれた議会実現のために努力する

この1年開かれたガラス張りの議会を実現するために力を尽くしてきました。とりわけ昨年11月からは市議会の広報調査特別委員長として、同僚議員の皆さんのご協力のもと、読みやすく親しみの持てる「市議会だより」めざしてこれまでに4号を発行してきました。

具体的には大きな見出し、大胆なレイアウト、市民の疑問に答える企画などに取り組んでまいりました。市民の皆様は実際に手にとられてどのような印象をお持ちでしょうか。先月は京都府南丹市議会の皆さんが市議会だよりの視察にお見えになりました。私が議員になってから市議会だよりの視察を受け入れは初めてのことです。

開かれた議会実現のために読みやすく親しみの持てる「市議会だより」を発行することができ、さらに市議会だよりの視察先として評価されるなどまわりにも影響を与えることができたことを評価し、「4」としたいと思います。

【評価項目3】市民とともに歩む市政実現のために努力する

この1年で大きく変わったのは新人議員4名で新しい会派「太陽と風の会」を結成、市民に開かれた議会をめざして改革を進めてきたことです。東日本大震災にあたっては被災者支援を市長に要請しました。

4月には長野県北部地震に見舞われた栄村を訪問し被害状況を視察、5月には宮城県石巻市、南三陸町、気仙沼市を視察し、6月に市民への視察報告会を開催しました。会派として市民に対し直接報告会を開催したことは初めてのことではなかったでしょうか。

こうした経験をもとにして東御市における防災計画、自然エネルギーの普及、被災地への継続的支援活動などについて質問を行いました。

こうした活動は主に会派として行ったものですが、私は会派の中においてこうした取組みに対し積極的に働きかけてきました。こうした点を評価して「4」としたいと思います。

当初掲げた目標達成するにはまだ道半ばではありますが今後とも力を尽くしてまいりたいと思います。皆様の支援をよろしくお願いいたします。

「市議会だより」が発行になります

2011-11-10 04:06:11 | 議会活動
先日議会広報調査特別委員会が開催され、市議会が発行している「市議会だより」31号が校了となり11月16日に発行されることになりました。ご覧いただき、ご意見などお寄せいただければ幸いです。

今回の「市議会だより」の大きな特徴は田中保育園建設問題を取り上げたことです。現在東御市においては1小学校区1保育園という方針のもと、老朽化した保育園の統合・改築が進められています。すでに祢津保育園は完成し、滋野地区・和地区では2つの園を1つに統合・新築計画が進展しています。

これに対し田中地区では保育園の建設場所をめぐり建設検討委員会では候補地を一つに絞りきることができず、田中駅南口を押す多数意見と現地建て替えを支持する少数意見の2案を答申、最終判断を市長に委ねることになりました。

こうした中で市長は田中駅南口に決定し9月議会に調査費を計上してきました。これに対し加沢区は田中駅南口の問題点をあげ、住民合意を尊重してほしいという陳情を提出してきました。

9月議会においては田中駅南口の調査費、加沢区からの陳情をめぐって慎重に審議をし、最終的に陳情については不採択とすることを決めました。

多くの市民の皆さんにとっては田中保育園建設問題はあまり関心もないことかもしれません。私たち議員の中にも大きく取り上げるのはいかがなものかという慎重意見もありました。一方、取り上げるのであれば市民の皆さんの誤解を招かぬようにしっかりと伝えるべきだという意見もありました。

私は加沢区からの陳情は他の陳情とは異なり、加沢区の総意として署名まで添付して提出されていること、協働のまちづくりにおける住民合意のあり方としても重要であること、議会においても修正案が提出されるなど大きな問題となったことなどから「市議会だより」に掲載すべきであると判断しました。

私たち議会が「市民に開かれた議会」をめざすのであれば、議会で行われた議論の内容をできるだけ市民の前に広げてお見せすることが必要だと思うのです。

今回の「市議会だより」においては、田中保育園をめぐる経過、加沢区からの陳情の内容、社会福祉委員会における審議と決定、本会議における討論の内容、これにかかわるそれぞれの議員の賛否の状況が掲載されています。来週後半にはお手元に届くことと思いますのでご覧いただければと思います。

私はこれからも「市民に開かれた議会」を実現するために、読みやすい親しみの持てる「市議会だより」目指して努力を続けてまいります。

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