24日に全員協議会がありました。舞台が丘整備事業についての新しい動きについては
以前このブログに書きましたが、直接市側から説明を受けるのは初めてです。市側は市長、副市長ほか関連部署の職員十数名が勢ぞろいしていました。
まず市長から舞台が丘整備事業に県・東深井線の延伸計画も加える旨の説明がありました。資金計画は下記の通りです。
1、本庁舎増築棟・別館など-18億円
2、中央公民館-------6億5000万円(うち講義棟1億3000万円)
3、勤労者会館-------1億5000万円
4、子育て支援センター(現図書館)1億5000万円
5、場内整備--------2億1500万円(うち歩廊4500万円)
6、その他---------5億8000万円
(うち庁舎・図書館など什器備品3億4千万円、移転補償費9600万円、
仮設庁舎整備費6500万円、太陽光設備5800万円など)
7、県・東深井線道路新設工事-15億円(うち10億円は高校への補償金)
合計---------50億7000万円
これに対し資金調達計画は下記の通りです。
1、交付金--------10億円
2、合併特例債------24億3000万円
3、その他起債------11億円
4、一般財源--------5億4000万円
合計---------50億7000万円
基本構想策定時には25億円でした。それが昨年10月の基本設計完了時には30億円に増加し、今回新たに道路を建設することで当初予算の倍の50億円にまで膨れ上がっています。確かに調達計画を見るとあとで交付税で措置される有利な起債「合併特例債」などを使うことで、負担をできるだけ低く抑えるような配慮が見られますが借金は借金であることは事実です。
4つ疑問があります。本当に講義棟は必要なものなのでしょうか。中央公民館から市庁舎まで屋根付きの渡り廊下はなければならないものなのでしょうか。東御清翔高校の管理棟と体育館をつぶしてまでここに道路を作らなければならない必然性はあるのでしょうか。市長は高校への補償金10億円で東御清翔高校を整備するようですが、市民の税金で高校の整備を図ることは市民の理解が得られるのでしょうか。
そもそも花岡市長は市長選挙の際「ハードからハートに」、「つくるから使いこなすへ」をモットーにしていたはずです。基本構想でも西庁舎は耐震化して使いこなすとしていました。当初4階建てだった増築棟も内容を精査し、3階建てに変更しました。そうした方向からも逸脱しているのではないでしょうか。
市民に対してもしっかりとした説明が求められます。計画の大幅な変更になるのですからパブリックコメントも実施し、市民の意見を聞くべきです。
いま景気が好転しない中で円高が追い討ちをかけ企業の業績もふるいません。市民生活も一層厳しくなっています。若者の就職もままなりません。今後税収の落込みも懸念されるところです。そんな中当初計画が25億円で、修正計画が50億円にのぼるというような大盤振る舞いの計画でいいのでしょうか。少なくとも民間企業では考えられないことです。