加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

ロックとフォーク。

2016-07-13 | レコード
昨日、地元商店街の片隅にある小さなリサイクルショップで見つけたLPレコード2枚



「CAROL LIVE IN LIVE-YOUNG!」
(フィリップス/1974年)

キャロルについてはファーストアルバムの「ルイジアナ」を持っています。が、それを聞いて「あ、こういう感じなんだ」としか思いませんでした。アメリカから来たロックンロールに日本語詞を乗せ、確かに当時としては新鮮味はあったのでしょうが、たった4人で音も薄いなぁ~、よくあるロケンロールだなぁ~・・・と。
ところがこのライブ盤を聞いてぶっ飛びました ジョニーの艶のあるボーカル、ウッちゃんの冴えわたるギターソロ、永ちゃんの太くて流れるようなベースライン、そしてユウの華のあるドラミング。
ドラムをやっている私からすれば、ユウのドラムはなんていうんだろ・・・「デカい」 セットがでかい訳でも、音がでかい訳でも、パフォーマンス(レコードだから見えないけど)がでかい訳でもない。雰囲気がデカいんです。カッコいい
ライブの良さを見せつけてくれる、もとい、叩きつけてくれる1枚ですね





「古い船を いま 動かせるのは 古い水夫じゃないだろう」
(エレックレコード/1970年)

「なんだこれ?」
店頭でこのレコードを見つけた時の第1印象でした。ジャケ表も見開きのジャケットを開けてみても単色刷りでさほどインパクトがない。オムニバスなので何人かのミュージシャン名(バンド名)が書かれていましたが、よしだたくろう(ひらがな表記)以外知らないし
ところが曲名一覧の脇にこの一言:「実況録音 曲と曲の間には1969・10・21新宿西口広場での反戦フォーク集会の状況が収録されています」
即買いました(笑)
「安保粉砕!」「我々は~~~!」などの掛け声とともに歌を合唱する様や、相対する警察側の「~条例に反しますのですぐ解散しなさい!」といったリアル録音が収められています。
事の良し悪しは別として、あの時代の「熱き心を持った若者たち」の姿勢にほだされる自分がいます

当時の時代を担っていたフォークソング。全国あちこちに通称「フォーク村」といったアマチュア団体があったそうです。その最も先を走っていたのがたくろう率いる広島フォーク村。その自主制作レコードがこれです。
たくろうの他に伊藤明夫、ボニーとクライド、いちごの木、ムツゴロー、宮城由起夫、ユニオン・ジャックス、グルクスが歌っていますが、フォークと言うのは心に響いてくるんですよね。切なさと暖かさ。時にはアツさも
コメント
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