前回の「あしたのジョー」レコードに続き、”みんな戦っているんだ”の思いで浮かんだこの2枚。
ドラマ「闘え!ドラゴン」(1974年/ワーナーパイオニア)
ブルース・リーブームに乗って制作されたアクションドラマ。悪の組織から送られてくる悪人を、毎回得意のカンフーでなぎ倒す構成のドラマ。日本にもドラゴンはいるんだぜ!と強くピールした作品。香港映画で悪役を演じ人気を獲得し、このドラマで主演。そして名作刑事ドラマ「Gメン75」出演へとサクセスロードを歩んだ倉田保昭。
さてこの主題歌。歌うは子門真人、作曲は菊池俊輔。アップテンポなメロディに乗っかって子門真人のあの声。どうしても「仮面ライダーアマゾン」の主題歌を思い出してしまいます。しかも作詩が伊上勝。「闘え~」の脚本家なのですが、仮面ライダーシリーズのメインライターでもあります。そんな視点からドラマを見れば、「闘え~」は特撮ヒーロー物と同じ構成にはなっています。それでも倉田保昭のアクションは他者とは一線を画し、思う存分和製ドラゴンとしての存在感を魅せてくれます。
僕は好きだなぁ・・・。後年、DVDボックスを買っちゃいましたぁ
「こぼれ花」(1975年/ワーナーパイオニア)
ザッツ、ムード歌謡!もうね、あの時代のあの頃のメロディ。ブランデーグラスを持ちながら歌う裕次郎、その世界観たっぷり。間奏のサックスの音色が一段と夜の町を醸し出してます。「倉田よ、おまえもか」。でもシブくて素敵です。
「惚れていた 惚れていた 俺はお前に 惚れていた」。いやぁ、いいわ、コレ