日中国交回復&加山家北京に引っ越し50周年を祝って(笑)・・・当時から我が家にあるレコードをアップします
「鋼琴協奏曲/黄河」中央楽団(1971年録音・中国唱片社)・・・鋼琴はピアノ、唱片はレコードの意。
揚子江と共に中国の象徴でもある黄河。西は青海省から東は渤海湾にまで伸びる大きく長い河であり、その流域で栄えた”黄河文明”は教科書にも出て来ますね。壮大なオーケストラをバックに奏でるピアノの力強さや優しさは、「プロレタリア階級の革命英雄主義、中華民族の気概や闘争精神、毛主席による人民戦争の偉大なる勝利を歌い表現している」(ジャケ裏の説明より)とのこと。ちょいとお堅い思想や背景は別としても、その雄大さを表す演奏には、ついつい聞き入ってしまいます。
「陜甘寧辺区 革命民歌五首」陜西省歌舞院合唱隊(発売年不詳・中国唱片社)
陜西省・甘粛省・寧夏回族自治区周辺で歌われている革命民謡・・・とのことですが、戦後の毛沢東賛美の革命歌ゆえ、やはり1970年頃にリリースされた一枚だと思います。笙や胡弓、鳴り物を多用した、いかにも明るい田舎風景を醸し出すいかにも中国的な楽曲です。そこに甲高い女性の歌や男女混成の歌声が乗っかって・・・どうも、私には懐かしさをよみがえらせてくれますね(笑)。
「紅小兵之歌」北京市少年宮合唱団・他(発売年不詳・中国唱片社)
”紅小兵”とは赤いネッカチーフを首に巻いた小学生たちを指します。成績優秀・人格優秀と認められた児童しかネッカチーフを巻くことが出来ませんから、「自分も早く巻けるようになりたい」と日々向上心を持って勉学に励むわけです。そんな児童たちが歌う児童たちのための毛主席&共産党賛美の歌の数々です。「金色太陽永不落」「紅小兵向太陽」「我們熱愛五星紅旗」「為革命而努力学習」などなど・・・まぁ、プロパガンダとはいえ、その伸び伸びとした歌声や温かささえ感じる中国歌謡は伝統的な趣きがありますね。
当時の中国の企業は全て国営ゆえ、レコード会社も前述の「中国唱片社」しかなかったと思います。天安門を施したデザインが印象的です。
ちなみにこの3枚の大きさは・・・。左が3枚の大きさ、右は一般的なLPレコードです。回転数は33回転。
白い絹を毛首席に捧げると言う歌が有ったと思うけれどその少数民族っぽい曲調はお気に入りの一曲ですね〜😁❣️歌詞はデタラメだけれど何曲かは鼻歌で時々😥口ずさんでます😅
60年代のレコード!それは貴重だなぁ。雄大だけど素朴、素朴だけど強さをも感じるのがあの時代の音楽の特徴かな。