香港のアクション俳優・孟海(マン・ホイ)が旅立ちました。65歳。私にとっても印象に残る俳優の一人です。
「燃えよドラゴン」の船上のシーンでブルース・リーにボートのロープを手渡される、にこやかな少年役が印象的です。
その後はブルース・リャン、倉田保昭、ジャッキー・チェン、サモ・ハン・・・多くのアクション映画に出演し、日本でもおなじみの俳優になりました。ブルースの息子、ブランドン・リーが映画「ファイヤー・ドラゴン」(1987年・香港)で主演デビューした際には、その相棒役で出演。ブルースファンを喜ばせました。
カンフーアクションに加え、派手なガンアクションが炸裂したなかなかの作品です。ちなみに日本映画「落陽」(加藤雅也主演・1992年・にっかつ)ではユン・ピョウと共に来日/出演。倉庫内の銃撃シーンではなんと!加山到とも共演しています。まぁ、私の顔はほとんどわかりませんが・・・。撮影の合間に中国語で挨拶を交わした思い出があります。
財津一郎も空へと。89歳。とにかく存在感のある役者でしたね。
正義感あふれる役、恐怖感たっぷりの悪役、笑顔の似合うコメディキャラ・・・どの作品でその存在を知ったか覚えていないほど、多くの作品で出ていました。「3年B組金八先生」の教師役、「こてっちゃん」「タケモトピアノ」のCM。リアルタイムで見たことはありませんが「てなもんや三度笠」や「キビシー!」のギャグも印象が強いですね。
そしてバート・ヤング。83歳。何はなくともシルベスタ・スタローンの映画「ロッキー」シリーズでのロッキーの義兄・ポーリー。
酒飲みでぐうたらで愚痴をこぼしてばかりのダメ男。それでもロッキーのことを人一倍理解して支え、ともに苦しみ共に喜びを分かち合う男気のある役でした。数少ないロッキーの家族としてシリーズに温かみさえ与えてくれました。
どうぞ安らかに。って、やっぱりさみしいなぁ。