高校時代に悪友の影響でよく聞いたのがフュージョン ジャズにロックテイストを加えた新しい音楽ジャンルとして日本に定着し始めました。その先鋒?とも言えたのが「STUFF(スタッフ)」で、ドラムのスティーブ・ガッドに酔いしれたわけです
そのSTUFFでキーボード/ピアノを弾いていたのがリチャード・ティー ”ローズ・ピアノ”なる電子ピアノを駆使して、その独特な優しい音色で聞く者をうっとりさせるかと思いきや、力強いタッチで弾くピアノでのノリノリ演奏もまた秀逸。
「STROKIN’」(1979年・コロムビア)
そのリチャード・ティーのソロアルバム(リーダーアルバム)第1弾が写真の「STROKIN‛」 STUFFの盟友エリック・ゲイルやスティーブ・ガッドを始め、トム・スコット、チャック・レイニー、ヒュー・マクラッケン、ラルフ・マクドナルドなど、そうそうたるメンバーによって繰り広げられるリチャード・ワールドに酔いしれることができます。 特にアルバムタイトルにもなっている「ストローキン」の、強いタッチで始まるピアノは終始ノリノリ
ガッドの16ビートが心地よく絡み、トム・スコットの明るいサックスが、ウキウキワクワクさせてくれます
ちなみにレコードジャケットの写真は、名前のTEEにゴルフボールを乗せるTEEをひっかけて撮られたとか
そんなフュージョン時代の立役者でもあるのがデイヴ・グルーシン(ピアノ/キーボード) 最近Wikiで知ったことですが、デイヴは映画「卒業」の一部をも担当していたんですね。
「DAVE GRUSIN&THE GRP ALL-STARS LIVE IN JAPAN」(1980年/JVC)
私にフュージョンの世界を教えてくれたその悪友は、サックスを吹いていたこともあって大のナベサダファン。そのナベサダがスペシャルゲストとして参加しているデイヴのライブ盤がこちらです 1980年の大阪でトム・ブラウン、マーカス・ミラー、バディ・ウィリアムス、ドン・グルーシン、ボビー・ブルームたちが、管楽器や弦楽器のオーケストラと共に、その名の通りオールスターで盛り上がったコンサート
大人の雰囲気をかもし出すメロウなナンバーから、思わず立ち上がってノッてしまうナンバーまで、これぞ大ホールでのコンサート!の名盤ですね