中学2年のある日の夜。テレビを見ていたら宇崎竜童が出ていました・・・が、なんか違う。マッカーサータイプのサングラスにリーゼント。そしてギターを抱えている・・・がエレキではなくアコースティック。いわゆるフォークギター。
「ニセモノか
」
でもって、歌い出したのがコレ。「ムーン・ナイト・セレナーデ」(1977年/キャニオン)。
“月夜の晩、柳の下、突如出ました狼男、トイレに行くから紙をくれ。お~カミ、お~カミと泣きました”
“月夜の晩、柳の下、突如出ましたこうもり男、しゃがみこんだと思ったら、こんもり、こんもりとクソをした”
衝撃を食らいましたね。竹のモノ差しでおでこを思い切り叩かれた感じ。バチィ~~~ン!って(笑)
こんな内容の歌詞が続くんだもん。息を吸うのを忘れていましたよ
そんでもってお小遣いをやりくりして買ったのが、ファーストアルバムの「現金(げんなま)に手を出せ!!」(1977年/キャニオン)。
名曲(迷曲?)の「ボタン雪」「組曲冬の情景」「OKベイビー」など、笑わせてくれます
その中の「畳」というのが大好きでね。
“畳の目はいくつあるのかな? 部屋の隅に埃がひとつ、口笛で飛ばします・・・”
ロックバラードに乗せて情緒あふれる光景が目に浮かぶんですよ。作詞作曲は本人なのですが、編曲は千野秀一。そうです、ダウンタウンブギウギバンドのキーボードです
実は所ジョージはダウンタウンとは縁がありまして、その「所ジョージ」という名前を付けたのが宇崎竜童、髪型をリーゼントにしちゃったのがダウンタウンのメンバーとのことです。そしてこのアルバムのプロデューサーやクリエイティブ・ディレクターはダウンタウンのスタッフだし、スペシャルサンクスとして宇崎竜童の名前もあります。
「BLUE LIGHT CHINATOWN」(1987年/エピックソニー)
おや、10年経った頃にはレコード会社を変わっていたんですね。知らなかった・・・というのも、このアルバムを買ったのはつい最近。もちろん中古レコード店です
この頃になるとバンドを結成して活動をしていました。
バンド名は『所ジョージ&NASTY』。なんと!メンバー5人中3人はダウンタウンなのです
ベース:新井武士、ドラムス:吉岡貴志、ギター:蜂谷吉泰
ダウンタウン自体すでに解散していましたから、メンバーはそれぞれの道を歩んでいたんですよね。
後列左が新井、右が吉岡、前列右で横向いているのが蜂谷。じっくり聞くとダウンタウン風に聞こえてきたりします・・・かも(笑)。
しかしダウンタウン結成時のメンバーである蜂谷と、解散時に在籍していた吉岡、結成から解散まで在籍していた新井が一緒にいるなんて、このバンドは素敵過ぎる組み合わせですねぇ