12月も半ばを過ぎると「正月映画」と称して数多くの邦画や洋画が公開されます・・・あれ?最近は正月映画なんて言わないな。しっくり来なくなっちゃったね。なんでだろ。
正月映画と言えば「寅さん」が定番でしたね。1995年まではほぼ毎年公開されていました。80年代まではお盆時期にも新作が上演されていたっけ
「新・男はつらいよ」(1970年公開・松竹映画)
競馬で大儲けをした寅さんが、おいちゃん&おばちゃんを連れてハワイへ旅行するために羽田空港に行くものの、旅行会社に騙されて飛行機に乗れなかったと嘆く場面。
日本航空機の垂直尾翼のデザインが懐かしいです。鶴丸マークではなく国旗。日本を代表する航空会社を意識していたのでしょうね。
左側には今は合併吸収されて無くなってしまったノースウェスト航空機。戦後の日本にいち早く乗り入れたアメリカの航空会社です。
そして3人のいで立ち
寅さんの帽子はトレードマークですが、おいちゃんやおばちゃんの帽子姿、キチンとした装い・・・まだまだ海外旅行が一般的ではなかった頃、実際この映画でも寅さんたちが自宅(柴又の団子屋)を出発する時には近所の人や帝釈天の御前様までもが見送りに来るほど、大事(おおごと)だったのです。だからこそキチンとしたいで立ちで旅行に行ったんですよね
JALの旅行かばん、これまた懐かしい。我が家にもあったなぁ・・・