2013最初のマスターズを9日~11日まで延長し開催しましたが連日の寒波、水温低下にて渋いとの声が強かったですね。
まとめてみると渋いといいながらでも、ちゃんと引出して釣果は出ています。
皆さん、やはりエキスパートの方ばかりですね。
何回も言いますが俺は全長や重さでの勝敗は時の運。
どう転んでも狙ったサイズのアベレージ的予想は出来ますが飛びぬけたサイズを探し出し出すのは難しいというか誰でも当てる事は出来ないと思います。
ただ、狙った物が状況に応じて引出しが出来るか、出るはずの物が出せなかったのが何なのかという釣りが俺が求めてるものです。
当然、釣果はデカイ事にこしたことはないのですが状況がいい日に飛びぬけたサイズを1尾or1杯、寒が出て誰でも釣れてない時にアベレージサイズでも数尾出したのであれば俺は後者をスゴイと思う考えです。
常に釣果を出す、引き出すマスターズはこういうもので始めました。
仲間と会うのも楽しみでもありますが互いにどう攻めるのかも論点であり勉強になります。
今回、とてつもない画像をとりましたが実際、どれを使いどう伝えるかが難しいです。
釣果画像はダイジェストで載せましたが行ってこれだけ釣れましたは面白くありません。
それまでのプロセスが大事なので一変に御紹介するのは困難ですので改めて案内致します。
まぁ自分が行った事は分かりやすいのですが。
俺は最終日にしか時間の都合が付かずオフにするか陸からでやるか天候で考えてました。
最終日は風が出て北東予報。
沖合いはマズダメだろうと思ってましたが手当たり次第、出船状況聞きましたが欠航が多く、増して泳がせの餌になるアジが獲れないとのこと。
北東に強い、角力灘をメインとする、大瀬戸のけいせい丸さんへ連絡すると出船するとのことで決めました。
根魚メインでライトタックル(タイラバタックル)で細仕掛けに活きイワシの泳がせ釣りへ。
仕掛けは胴突き鉛、PE08にリーダー5号10m、枝も5号に針が真鯛10~15号
鉛は30~50号で水深25m~60m付近を狙う。
乗船は俺の他に1名で計2名で7時出航。
状況を船長に聞くと単なる泳がせで流すと底の形状でポイントを抑えるのが普通ですが、船長の船の流し方が基本がポイントの前にベイトを追う姿勢。
ベイトの底に付いた魚を狙った方が活性もありそれなりに型が良いのが来易いと完全に攻めの着け方。
潮が悪い時や活性がイマイチの時は小型でも巣を狙う着け方をするが自然の魚の動きを捉えないととの事。
画像にはっきり見える、イワシの群れ。
トップから底までイワシボール。
次第に底から沸き上がり下から何者か追っている様子が伺える。
イワシは下あごから針を刺すのですがアジみたいに口の中から針掛けするとすぐにイワシは死んでしまいます。
最初上がったのがアラカブからでしたがすぐに嬉しいゲストも。
超高級魚のアコウやアカハタも。
外道もデカイ、オジサンやアカイッサキも。
潮が動かない時に来易いですね。
今回、上げ潮は調子が良かったんですが下げに変ると一変。
かなりというか全食わなくなり、イワシも舐める程度。
食い込ませる為に送り込むと根掛り、アワセ入れるとすっぽ抜けと。
後半は苦戦。
イワシを見つけては落としと何とか釣果を伸ばしていきます。
起伏激しいところも底上げをギリギリまで攻めます。
根魚は途中で底に一気に逃げ込むのでやり取りは面白いです。
しかも細仕掛けなのでドラグで調整してますが結構出されます。
水深も膨らない程度なのでパワーは予想以上。
結局、ゴマ2匹、アカハタ2匹、アコウ2匹、アラカブ多数、フエフキにオジサン、アカイッサキと赤いのが多い日になりました。
船だから釣れるとの考えは違います。
ごまかしが聞かないホンのチョットの違いで差が出る船釣り。
前準備から、しっかり仕掛け作りから始まり釣果に終わる。
終わってみれば皆さん渋いといいながらでも、いい顔になられてました。
やはり海はいい。
マスターズ参加の皆さん、お疲れ様でした。