NHK紅白歌合戦が変わった

久しぶりにNHK紅白歌合戦をじっくり視た。
そしてどことなく昔の紅白歌合戦との違いを感じてしまった。
何だろう、…この違いは？
先ず会場が変わった。
これは何か事情があるのだろうが舞台装置など背景が昔と違っていた。
オープニングも以前は出演者が総員順次紹介され舞台を埋め尽くしていたような気がしていたが今回はいきなりアーチストのトップバッターが紹介され演技に入っていた。
筆者はもともと出演者には不案内だったのでいつのまにか番組が始まっていたと感じてしまったものだ。
その分司会者グループと舞台装飾が印象に残った。
番組全般を通じて紅白戦闘モードも希薄だった。
元来「お祭り」であるから勝敗は二の次なのだがそれにしても勝敗に拘る感じはまるでなかった。
全体の選曲についても「何故この曲が？」と思うことが少なくなかった。
これが世間の最大公約数なのかなぁ、・・・という感慨にふけっているうちに番組は終わってしまった。
視聴率はまだまだ「お化け番組」の域内にあるがそれでも下がり続けている。
「老兵はただ消え去るのみ」との言葉が脳裏を過る。