政治の世界では頻繁に用いられるフレーズがある。
昔でいえば「善処いたします」「前向きに検討いたします」等がそうだった。
別に何も考えていなくとも連発しているうちに何とかなったようである。(笑)
最近はお詫びの際に「誤解を与えたとすれば・・・・」というフレーズが大流行である。
まるで受け手の方が誤解をしていたかのような言い方に違和感を覚えることが多かった。
政治家は自らの落ち度は絶対に認めたくない人種だからこうなってしまうのか、と思ってしまう。
今日は今日とてデジタル担当相が「期限までにご理解を頂けるようにいたします」を多用していた。
紙の健康保険証を24年秋までに廃止しマイナンバーカードに一本化する計画なのだが実現までには多々難関が残されている。
記者からいろいろ懸念事項がぶつけられるが具体的な回答はない。
その代わりに使用されるのが前述のフレーズである。
後は聞き手の方が信用するか否かである。
そういえば「泣いた女がバカなのか、だました男が悪いのか」なんて歌謡曲の歌詞もあったねぇ。(笑)