岸田首相はこのところ鈴鹿だ、鹿児島だと地方行脚に余念がない。
各種イベントの参加はパフォーマンスだとしてもなかなか効果的で防戦一方だった先週の国会の光景から見ると余裕さえ感じさせる。
どうも首相は国葬、旧統一教会問題は正面からの反論を避けて、国民の関心を他に逸らそうという戦術に出たようにも思える。
しかし今回の国論、旧統一問題は時の経過とともに風化していくかと言えばそうとも言えない。
国論を二分どころか開催反対派の方が多い、あるいは説明が不十分を考えている国民が半数を超えているのだから決してこのままでは済まないと思う。
不平不満は次回の選挙(いつになるか分からないが)まで根雪のように残りボディブローのように効いてくるのではないか。
旧民主党が未だに信じられないほどの低支持率に喘いでいるのもキチンと総括を行わず素知らぬふりをしていることに起因しているのである。
繰り返して言うが、首相は国葬、旧統一教会問題を甘く見ない方がいい。