昨夜岸田首相がぶら下がりで岸田派の解散を検討していると言明した。
昨日の朝には岸田派政治資金収支報告書の不備について「事務的なミスの積み重ね」と説明していたばかりだからこの解散表明はいかにも唐突に受け取られた。
恐らく首相はこのところ「(何かにつけてやることが)遅すぎる」と言われ続けていたので今度こそ先鞭をつけたいと考え行動したのではないか。
しかし首相は岸田派のオーナー(会長職は林氏に譲ってはいたが)であるとともに自民党の総裁でもあるのだから党全体についても目配せが必要だ。
党内各派閥の代表者を集めて何故「この際派閥は解散しよう。代わりにこんな政策集団の運営はどうだろうか」等の持ちかけは出来なかったのだろうか。
やっぱり昨日のパフォーマンスは一種の抜け駆けと受け取られてもしょうがない。
いち早いリーダーシップの発揮と評価してほしかったのかもしれない。
ともあれ昨日の独断的な行動は一国のリーダーとしては失点でしかないだろう。
残念ながら首相は国民の信頼を失い続けている。
何をやっても歯車は逆回転してしまう。
なぜそうなってしまうのかは自身の言行を振り返ってみれば分かるはずだがもし分からないのであればこれはもう首相の座に留まる資格はないと思う。
さてここからはこのブログの読者の判断に委ねよう。
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