正月の風物詩の1つでもある年賀状が衰退方向にある。
ここ数年年賀状の交換枚数は前年比2桁減を続けており今年は全体で8億枚にまで落ち込んでいるとのことだ。
年賀状と言えば長い間30億枚以上流通しているとのイメージだったがまさに隔世の感である。
年賀状がこんなに減った理由はいくつかある。
1つはデジタル化という技術的トレンドの進行だ。
多くの人々がインターネットを介してコミュニケーションを図るようになり紙媒体は敬遠されるようになった。
2つ目には虚礼廃止という社会的トレンドの浸透だ。
義理で交換する賀状はバレンタインディの義理チョコと同様の運命をたどっているようだ。
3番目にはやはり経費節減というニーズも影響しているのではないか。
特に今年は諸物価が高騰しあらゆる費目が圧縮の対象になった。
そんなこんなで年賀状文化は過去のものになりつつある。
ただ年賀状はなくなるというよりSNSに引き継がれると前向きに捉えたい。
これが時代の趨勢なのだろう、と。
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