ブラジルで開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会議が閉会、共同宣言が採択された。
意外だったのは共同宣言の骨子に「富裕層への課税強化」が盛り込まれたことだ。
「過度な為替変動は実体経済に悪影響」などの指摘は当然と言えば当然なのだがまさか「富裕層への課税強化」が盛り込まれるとは思わなかった。
今、世界は様々な「分断」が顕在化しているが貧富格差もその1つだろう。
我が国でいえば高所得者層への歪な所得税制が喧伝されているし相も変わらず就職氷河期以降の若者たちの待遇改善が叫ばれ続けている。
そんな中でG20が手を携え「富裕層への課税強化」を提唱することは極めて意義深い。
諸外国も等しく「課税強化」に取り組めば(高所得税率を忌避する)富裕層が海外に逃げ出すことも減るだろうし・・・。
ともあれG20財務相・中央銀行総裁会議が「富裕層への課税強化」を打ち出したことを歓迎したい。
後は実行あるのみだ。
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