マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

あらためてG7サミットの変遷と議長の役割を考える

2023-05-21 10:34:16 | 国際政治

今広島でG7サミットが開催されているがウクライナのゼレンスキ―大統領が急きょ飛び入り参加することになった。

大統領の強い意志が感じられるが議長を務める岸田首相にとっても悪い話ではない。

たとえ黙っていても世界の注目を浴びるのだからねぇ。(笑)

それにしてもG7サミットは長い歴史を積み重ねてきた。

第1回はたしかフランスのランブイエで1975年に開催されたと記憶している。

あれから約半世紀、取り巻く環境は随分変わった。

世界経済におけるG7参加国のウェートも各段に低下した。

とりわけG7の対極に位置する中国の台頭が著しい。

それに伴い中国・ロシア連合とG7連合との対立も目立つようになった。

さらに昨今ではグローバルサウスとかいう中間的な存在のグルーピング化も取りざたされるようになった。

これらの一連の動きは言わば自然の流れと言っていいだろう。

そんな最中に起きたロシアのウクライナ侵攻はまさに象徴的な出来事だった。

そしてウクライナの大統領がG7・グローバルサウスのサミット会場に直接乗り込んでくる状況に相成ったのだ。

我が国の首相がその全体会議のかじ取りを任される、とんだ時代の巡り合わせだが首相にとっては願ってもないチャンスともいえる。

ウクライナを直接支援する手立ては限定的かもしれないが国際世論を形成するうえで首相の役割は極めて大きいと言わねばならない。

グローバルサウスも含め世界平和に向けたパワーをどう結集できるのか・・・。


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