ダイアン・キートン主演だけあって
センスいいんです。
「チア・アップ!」71点★★★★
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都会で一人暮らすマーサ(ダイアン・キートン)。
お一人様&子ナシらしき彼女は断捨離をし、
長年住んだアパートも引き払い、
郊外へと向かう。
着いた先は、パステルカラーの建物や青いプールがまぶしい
高齢者の居住区、サン・スプリングス。
ここで静かに余生を送ろう――と思ったマーサだったが
ご老人たちはみな元気モリモリで
ゴルフにクラブ活動にと忙しい。
都会育ちの彼女は、
周囲とディスタンスを取っていたが
あることから
若いころ憧れた「チアリーディング」のクラブを発足することになり――――?!
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こういう映画だろうなー、と思っても
やっぱり期待を裏切らないのがいいし、
意外とそれ以上、という映画でした。
まず、冒頭
キートン×ニューヨークなイメージそのものな、
気分のアガる音楽とセンスに
「やっぱり、そうくるよね!」と、嬉しくなります。
宣伝ビジュアルは
黄色の元気印!で、ちょっとベタなオバちゃん的センス?なイメージだけど(失礼!)
やはり彼女が主演だけあって
品とセンスがちゃんとあるんだよなー。
名作ドキュメンタリー
やっぱり高齢者が、新しい物事にチャレンジし
生き生きとしはじめる話は、
観ているだけで気分が明るくなるし、勇気と元気をもらえて
好きですね。
70オーバーな女子たちの友情とダンス奮闘、そして
祖母の家でこっそり暮らしている
ババ好きする若者(チャーリー・ターハン)や
ひょんなことから主人公たちにチアを指導する
イケてる高校生(アリーシャ・ボー)など
高齢者と若者が、交流することで
互いに何かを得る――――という鉄板展開もグー。
この映画はこの時期、
スポーツジム通いを休んでる人や、仲間とのバス旅行をあきらめているような
シニアの方々に、特におすすめしたい。
仲間のいる楽しさや、幸せを
きっと再確認できると思うし
みんなに会えないつまらなさを
せめて紛らわして欲しいと思うのです。
★7/3(金)から新宿ピカデリーほか全国で公開。