ちょっとしたヒット中という
「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」(公開中)と併せてぜひ!
“あの事態を起こした側”を描いているんですよーw
「バイス」70点★★★★
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2011年、9月11日。
同時多発テロの衝撃に見舞われたアメリカで
ホワイトハウスで陣頭指揮にあったのは
チェイニー副大統領(クリスチャン・ベール)だった。
不在のジョージ・W・ブッシュ大統領(サム・ロックウェル)よりも権力を持ち
長官ラムズフェルド(スティーヴ・カレル)からの連絡にも
「押せ押せ」の強気で答える彼は
まさに“陰の米大統領”だった。
が、もともと、相当な“ロクデナシ”大学生だったチェイニーは
いかにして、そんな権力を手にしたのか?
映画は1963年、若くアホな大学生チェイニーの当時を振り返っていく――。
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ヒット中の
で明らかになる敵、というか
「世界をこんな事態に導いた」影の張本人、
元米副大統領チェイニーを描いた映画です。
まずは政府のダメダメ状況をここまでスコーンと暴く
こういう映画が作られることに
「アメリカ、やっぱすげえ!」と敬服しましたw
マイケル・ムーア調の劇映画、と思うといいかもしれない。
20キロ増量したという
クリスチャン・ベールの化けっぷりには
おなじみでありつつも、やっぱり度肝を抜かれるし
そこに
キツーいジョークと皮肉を満載し、当時の「事実」を見せていくのが
すげえなあと。
チェイニーがいかにヤバいヤツか――の暴露にもあ然とするんですが
この状況を知らずに同時代を生き、
少なからずニュースを見てうんぬんしていた自分が、
いかにアホかと思わされてウンザリしました(苦笑)。
それに
あの「ラムズフェルドを演じるスティーヴ・カレルもさすが。
終盤で語られる
「オレンジ顔の男が、アメリカをめちゃくちゃにしてるぞ!」には、笑いました!
しかし、ウソだらけの現ニッポン政権のなかで
アメリカの“真実”ばかりこうして映画で学んでていいのかね、我々は!と
思わずにいられないのでした。
★4/5(金)から全国で公開。
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