ペドロ・アルモドバル監督の新作です。
「ジュリエッタ」70点★★★★
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マドリードで暮らすジュリエッタ(エマ・スアレス)は
ある日、街で偶然再会した知人から
「先日、あなたの娘を見かけたわ」と言われ、驚愕する。
実はジュリエッタの娘は
12年前、18歳のときにいなくなり
以来、音信不通だったのだ。
心を乱されたジュリエッタは
優しい恋人(ダリオ・グランディネッティ)と一方的に別れ、
娘に宛てて、長い手紙を書き始める。
「あなたに話していない秘密があるの」――
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「母」「女性」を得意テーマとする
アルモドバル監督。
今回、この母親の秘密は
すごくどぎつい秘密!ではないんだけど(笑)
誰にでもこのくらいはありそうかも・・・な秘密と過去、
うまくいかなかった母娘・・・という素材を
円熟の技でまとめている。
まあ
ストーリーテリングがうまいので
引き込まれてスルスルと見てしまいます。
それにやっぱり
強烈なパッションのある色彩使いが見事!
冒頭の赤い服の質感
グリーンのバッグ、黄色の財布、
壁紙の赤、そして秘密を隠したブルーの封筒――
物語へと色が誘い、導く感じ。
若いころのジュリエッタ(アドリアーナ・ウガルテ)の
パンキッシュなブロンドヘアと
ブルーのセーターも美しかったなー。
★11/5(土)から新宿ピカデリーほかで公開。
「ジュリエッタ」公式サイト
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