我が家には焼鳥や焼き肉をするには最高の”備長炭”が売るほどあるというのに、炭を使って料理することは、まれである。七輪で焼いた魚は本当においしいけれど・・・今の住環境ではなかなかやりにくいのが現状である。
それでも年1~2回は前の河原で焼き肉をしている。子供が小さかった頃は一人で準備をするのが大変と言うだけだったけれど、大きくなると別の面で何かと大変である。
まず、日程。皆それぞれ予定の多い夏休みで、家族全員がそろって、ゆっくりと夕食できる日は長男がバイトをしているので、唯一たったの1日しかないことが判明。迷うことなくその日に決行!
次に食材。食べる量が半端ではなくなったこと。国産牛のおいしいところを焼いてたら、お金がいくらあっても足りない。でも久々の焼き肉。たま~にはおいしいものを食べたい!そこで、主人は鳥を1羽さばいてきた。ほんのちょっと、気持ちだけ牛肉を、それとg当たりの安いせせりを買った。叔父にもらった“しし肉”を解凍して薄くスライス。あとは野菜とおにぎり。お茶とビールは欠かせない。
子供達が河原まで荷物を運んでくれるので、これはとても楽になった。また、炭をいこしている間、待ちきれずに川へ入っていくけれど、以前は目を離せなかったが、今では食糧を捕ってくるくらい。手長エビを捕ってきて網の上にのせて焼く。しばらく動くのを箸で押さえて、塩こしょうし、食べる。ワイルドに育ったもんだと思う。
通り雨が降ってくれたおかげで、涼しくなったし、昼間にぎわっていた河原は貸し切りとなり、のんびり、静かにお肉を味わって食べた。以外だったのは、しし肉。冬場のしし鍋は知っていたが、薄切りにして塩こしょうで網焼きにすると、牛よりおいしい!と大好評だった。
普段から炭を使って料理できるようにしたいものだと思った。