再話の勉強で、今グループが取り組んでいる題材は、ベトナムの昔話である。
昔の生活やベトナムのことを子どもたちにイメージ出来なければ、話の面白さが半減してしまう。
ほぼ出来上がってきたところで、今はそういう細かい点でどう話を進めていくかに苦労している。
先日は、567対策としてZoomで勉強会をして、気になる点で面白かったこと2つ。
その1つに、”便所が家の外にある” ということ。
私の祖父母の家も外にあった。昔の田舎の家なら普通のことだったが、今の子どもにそれは想像できないことだろう。
おまけに、家の敷地内ではなくて、となりの家より離れたところに便所があるらしく、どんな感じか私たちでも想像しにくい状態だった。
もう1つが、”肉一切れが届けられた”という1文。 ”一切れ”に引っかかった私。
私のイメージでは漫画のルフィーがかぶりついている骨付き肉が妥当とは思いつつ、”一切れ”というと違うような気がした。
案の定、おとな6人でもイメージはそれぞれ違った。
焼き肉のペラペラな一切れ・・・これが一番イメージされやすいかな?
そもそも訳された文を見ているから、原文はどうなんだろうね?なんて話にまでなった。
そこから更に、メンバーの一人が「だいたい ”肉が届けられる” って、どんな状況」なんて言い出した。
「贈答のすき焼き用の肉とか?」・・・昔話とはズレている
私は「イノシシや鹿が捕れたんで、モモの部分をどうぞ…って届くよ」と言うと、「そんなのお宅だけや」
そう、私以外のメンバーは市街地に住んでいるから、まずそういうことはあり得ないようだ
でも・・・昔話には近いような気がする
とにかく、”一切れ” は、まぎらわしいから省くことになった。
その日の夜、息子が仕事場から肉を持ち帰ってきた。何というタイミング
しかも、ターキー ちょっと普通ではないパターンじゃぁない
思わず、再話のメンバーに笑ってもらおうと、LINEでこのことを知らせた。
これまたタイミング良く、生協で届いた ”スパークリングワイン塩尻ナイアガラ” を冷やして、夕飯に
GW前夜に、なぜか クリスマスメニュー
ターキーは、普段食べているブロイラーの手羽元とは違って、肉がしっかりしていて肉厚もあるから一本で充分お腹いっぱいになった
後日談だが、メンバーの一人はターキーを見て、ベトナムでは何の肉を食べているのか調べたそうだ。
調べた結果は、次回の勉強会で教えてもらって、再話に反映されるかも…
"昔話には、生活や文化が密接に関わっている” ということが、よくわかる一連の出来事だった。