25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

新幹線は高すぎる

2018年02月14日 | 社会・経済・政治
 日本の鉄道交通料金の高さにはずいぶんと前からあきれている。実質収入が下がっている中で、またこれから消費税も上がるという中で、新幹線がこうもバカ高いと移動するもが不自由極まりない。日本政府は消費力を上げ、経済成長を重視しているのに、移動の貧困さをほおっておくというのはアベノミクスに反するのではないかと思う。
 尾鷲から東京往復で3万円かかる。名古屋ー東京で片道11000円円である。これでは一家四人で里帰りをするとい場合でも、尾鷲出身のものはいずれ大人2人、こども料金、もしくは学割料金となり、それでも1回の往復で10万円以上になる。
 JR 独占をやめさせ、民間にもレール使用をさせて競争させるか、政府が補助を出すかしかないだろう。おそらくレールを自由化して民間にも割り当てることが可能なシステムプログラムなどはいとも簡単にできるだろう。られたら、航空会社は前売りから、キャンセル料まで、微細に予約システムを作っている。
 公共のためのお金は堤防や波消しブロックよりも経済効果は大きい。
 高速道路の無料化には拍手を送ったものだったが、無念にも震災復興で頓挫してしまった。そしてまた堤防が作られ、高台の整地が行われる始末となった。
 規制緩和、特区と言って経済成長をさせようとするのに、一方でブレーキをかける。どうしたいんだい、と言いたくなる。
 それで物価上昇率は達成できず、実質賃金が下がっているというのに、雇用がいい、株価はいい、と自慢気に安倍首相は言っている。異次元緩和を続けている間に、打つべき手はうっておかないといけない。とんだ貧困国になってしまう。アメリカでアップルやマイクロソフト、GoogleやAmazonが生まれたように、日本も次の時代をにらんだ産業の育成が必要である。その基本は自由で安い交通である。基盤なのだ。
 花粉を撒き散らす森林にお金を使うよりは交通に使ってほしい。