25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

楽しいということ

2018年09月05日 | 文学 思想
また名古屋出かけ、Cさん奥さん、息子さんも交えて話をした。息子さんは日本語はできるが中国語ができない。奥さんは日本語はややできる。Cさんは日本語を一方的に話すばかりで、ちょっと日常会話から外れるともうわからない。今日は実感のある、脳がおかしくならない会話だった。しっかり思い起こすことができる。
 ぼくの提案んは今後100年は続けられる壮大な計画である。資料を揃え、動画を揃え、しっかりと説明したつもりだ。中国の会社と付き合うには日本に住む中国人を間に挟んだ方がよいと判断した。
 Cさんはぼくより2つ年下である。
「金儲けよりも社会的に貢献できた方がいいですね「
「そう、そう、それ大事ね」と笑いながら答える。
「土曜日から上海に行って、それからあなたの仕事、さんとうしょうに行く」
「いつ帰ってくるのですか」
「わからない。成功させて戻ってくるよ」

 じっと聞く人を待っていた提案書だった。やがてやってくるであろう、とのんびり構えていた。その間に幾つも小説も書き、新しい商売も始めた。しかし、捲土重来意志は変わっていなかった。
 岡田さんの伝で、ぼくは釣り餌をふるように、彼に会わせてくれるように、紹介を頼んだ。
 うまくいくといいが、うまくいかなくてもそれはそれでいい。またチャンスは来る。急かないことだ。急くといいことはない。
 本はホモ・サピエンスがついに音楽(抑揚)と躍り(リズム)を覚えた時期に入った。それを胎児期の歴史と重ねてみる。成長するというのは生物的歴史を再現するということでもあるから、と思うからだ。こういう学習は楽しい。もちろん、中国に新しい提案ができるのも楽しい。