25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

自然の摂理

2018年09月08日 | 文学 思想
 日本列島はどうなっているんだ。人の災難の陰で悪さをしているものたちは蠢いているのだろう。風が吹けば桶屋が儲かる。関西国際空港も想定外のことだった。活断層のない北海道の千歳付近も想定外。
 岩手、宮城、福島、茨城、千葉、そして熊本、岡山、広島、そして大阪、北海道。自然の脅威になすべくもない。ただ佇み、そひてようやく片付けるだけだ。思っただけでも放って逃げ出したくなることだろう。
 神戸の大震災のとき、神戸を離れてバリ島に住みはじめた人を数人知っている。生き残れば禍が転じて福となることもある。そういう人も数人知っている。
 一呼吸おいて、ぼちぼちやりなおそうか、と思えればいいのだろう。だれを責めることもできやしない。宗教がこの自然をコントロールすることはできない。

 女子学生たちが貸しきりバスでやってきた。みな赤いハチマキしている。そこになにやら書いてある。「男落ちるな!」と書いてある。なんだろう、と好奇心がでてきたが、抑えた。
 バスの運転手さんはバス中での騒々しさに笑っていた。大阪からきたの女子たちだが台風被害はなかったのだろう。
 こうやって中間が集まってあそべるのも紙一重の運だ。なんだかテレビ報道をみていると虚しい。
 この学生たち、貸別荘を始めて以来、散らかせ、襖は外され、BBQ用木炭は散らかり、これふぇもかと思うくらいの惨状だった。この日、大量の羽蟻がは発生。みなびっくりしたことだろう。それが翌日にわかり、こちらもびっくりしたが、どうやら黒ありが女王ありと旅するために羽化したもののようだった。白ありだったら困る。台風のせいかもしれない。巣が危なくなって、子孫を残すために急いで羽ありを産んだのかもしれない。自然の摂理はぼくにはわからない。