25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

威勢のいい奴に注意

2018年09月29日 | 文学 思想
 また雨で、また台風。客はキャンセル。物が飛ばないように、窓ガラスが割れないよう雨戸を閉め、そのうちの一つが調子悪くイライラし、今度は鍵が調子悪くいっそう不機嫌になった。鍵の付け替えなどどこに頼めばよいのかわからず、困ったもんだと曽根を離れた。
 「アキラとあきら」といドラマDVD を借りた。台風情報にも気にしながらDVDをみるのである。
 「朝まで生テレビ」を録画しておいたので、朝方に見ていたのだが、誰が言うことも腑に落ちない。
 猪瀬直樹は難しい顔してえらそうに議論していた。桝添要一も国際政治学者だといって、意気軒昂に喋っていた。しかし実はケンリョクシャ側にまわるち、姑息な男たちであることがバレてぢまった。今日出ていて、安倍政権を批判するもの、擁護するもの、国民に意見を提示し、データを示すのだろうが、人間の本当のところの意識は違う川を流れているようである。
 日本をとりまく安全保障はきびしくなっている、とそれが当然かのように言う。ピンと来ない。平和ボケ? それでもよい。
 長谷川幸洋「日本の借金などたいしたことありません。資産があります。それで100兆円ほどの借金です」「いえいえ、ゼロですよ」とこれは森永卓郎。

 バカなこと言うもんだねえ。それじゃあ、毎年借金を返さないで、それに借金しないで、資産を売って予算をたてたらどうなんだい、と言いたくなる。全く高橋洋一のような政府一体論を長谷川らは述べる。また国債を政府は発行すると宣言している。担保にもなり得る。は資産なんだと誰かかが言うのだろう。国民の貯金も資産だ。企業の貯金も資産である。国道も資産だ。迎賓館も国立博物館も、国立競技場も、海外債券も資産だ。それがあるから日本の借金はたいしたもんじゃないと言えないだろう。長谷川も大きな声で言う。大きな声で言う人には注意したほうがよい。威勢のいい人が勇気あり、はらが座り、タフなネゴシエーションに勝てるとは思えない。桝添なんてせこいおとこだったじゃないか。
 フン、としらけて、「半分、青い!」の最終日をみることになった。ドラマの世界は政治家や学者の床屋談義とは違い、また別の世界である。そこには人間の現実も織り込まれている。

 台風は明日が本番だ。どうしたものかよ、日本列島。