25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

白鵬に敬意表したい

2018年09月24日 | 日記
 相撲が終わり、大坂なおみの試合が終わり、今は柔道の世界選手権の最中である。卓球もバドミントンもオフシーズンがあるわけではなく、次から次へと試合を渡っていく。そんな中で自分の弱点を克服しなければならないし、競争相手からの研究は続く。

 白鵬について書きたい。
 なにかとイヤな感じとなった白鵬だった。日馬富士事件では止めるのが遅く、しばらくリンチを容認していたし、貴乃花の巡業を拒否する意見を言った。審判に異議の手を挙げることもあった。
 同時的に、舞の海が白鵬が弱くなってきらことを殊更のよう言うようになっていたし、取り口が横綱らしくないと舞の海が言い、だんだんと白鳳は悪役になっていくようであった。怪我も多くなった。休場もするようになった。まだ33歳である。ぼくに言わせればとっても若い。しかし白鵬は相撲の奥義を究めようとしている。批判される猫だましもやってみた。額にちょっと手をあてることもやってみた。多彩な出だしを試し、対戦相手の取り口研究もやった。
稽古は四股、摺り足、鉄炮を重視し、他の力士以上に準備運動に時間をかけた。
 圧倒的な運動神経と勘の良さがある。今場所はカチアゲを封印した。もう舞の海さえにも文句を
言わせなかった。横綱審議委員会にもだ。
 今場所は三賞もなかったほどだから相撲全体のレベルが下がったのか、と考えもしたが、白鵬と御嶽海の相撲で、棒立ちのようになったが、しっかりと相手に重心のいくらかを被せておいて、足位置を目で確かめ、そして御嶽海の左足をコツンと足で蹴って、御嶽海の意識を下に向かわせた。しの隙に動きながら左を差した。
 このような技をみると、相撲は面白いと思う。
 改めて白鵬完全な優勝とここまできた白鵬敬意を表したい。