25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

本が積まれて待っている

2018年09月09日 | 日記
  一連の災害で多額の再建費用が必要になる。災害前に政府は102兆円を予定して予算建てしている。当然国債の発行もある。政府からの拠出金は税金か借金によるものである。そのお金は災害地の被害インフラや住宅改装などに使われる。必要なことなのだから、公正な価格競争でやってもらいたい。予算の一部を災害被害に向けることも考えなければならないだろう。
 安部首相はいかにも日本は景気がよく、税収が増え、株価は上がり、雇用率はよい、と自らの実績かのように言っているが、財政はパンク寸前で、日銀も暗中模索の状態である。政府の信用が落ちるか、日銀の信用が落ちるか、懸念の状態だ。

 それにしても災害が多すぎ、いつ自分も襲われるか知れないという不気味さがある中、また台風が生まれている。

 台風のせいなのか、曽根貸別荘で羽蟻が大量発生した。白蟻ではなく黒蟻が羽化したものだ。幾つかのガラスに群れをなしている。巣が見つからないので、蟻の巣コロリで対応するしかない。羽蟻は生殖のため、移動するための蟻である、とネットで知った。

 また今年全く見なかったゴキブリが昨日2匹、その前の日1匹出た。気温が下がったからなのか、ヤモリの活動が台風で弱まったのか。エアコンを取り付けるときにできるホース穴からくるようである。
 
 吸水性にすぐれているという苔をコメリで見つけ、ゼオライトとともに、購入した。そこにセメントと混和剤を入れて、保水性のある塊を作ってみる。またセメントと砂利と混和剤を混ぜて透水性の塊を作ってみる。その配合のしかたを試している。

 本は読みかけたまま置いてあったアマゾン奥地の川沿いに分散して住む「ピダハン」についてアメリカ人宣教師が住んだ記録を再び読んでいる。これで2回目である。
 ピダハンは文明社会と接触しているが、融合していない。独自の言語を持ち、文明社会とは異なる価値観をもつ。親戚を表す言葉は親と子、兄弟姉妹しかない。あとは同胞という言葉で括られる。いつも笑顔である。魚を獲るのを失敗しても、お腹が空いている時でも笑う。子供は大人と対等の存在である。子供を守るということもない。
 すでに読んだ本なのに、それをきちんと自分の中でうまく取り入れられていない。興味本位で読んでいるのではない。自分のこれからの思考や感性に取り入れたいとも思っているし、文明人が学ぶべきこともあろうかと思うからだ。神の観念もない。神様? 見せてみてよ、という。
 暴力を嫌う。
 読みたい本が積まれて待っている。