25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

世界は

2018年09月30日 | 文学 思想
 アメリカの凄さは国民が権力に萎縮しないことである。自分はトランプの支持だと熱心に言う人がいる一方で、マイケル・ムーア映画監督のようにトランプ大統領を徹底的に作品にして物申す人もいる。権力にたいしては、言論の自由があり、クソミソに言っても、バカ、オタンコナスといってもその権利は認められているのだと思ったのだった。それでも動じない支持層が38%もいると言われている。

 イランはアメリカこそがテロ国家だと言い、「経済制裁」をテロだといい放っている。太平洋戦争前の日本とアメリカのようだ。「経済制裁」とは長い絞め殺しのようなもので、イランはトランプの退場を願っていることだろう。

 イギリスとEUとの離脱交渉が進まず、あと半年では間に合わない状況になっている。EUへの輸出入業者たちが、検閲や、入出国手続き、関税、それらに伴うドーバー海峡でに渋滞が懸念されている。国民投票をしたものの、多くの人がそこまで考えたのだろうか、と今の気持を聞いてみたいものだ。

 フランスとドイツは戦争の歴史であったが、若者たち700万人をコツコツと交流させてきた戦後の歴史がある。人々の交流が両国が協力し合う仲になったにである。

 北朝鮮は終戦をし、経済に尽力したいようだ。韓国は北朝鮮の脅威から脱しつつある。
 中国はアメリカとの貿易戦争で報復合戦をしている。なぬせ13億万の消費者がいる国だ。この貿易摩擦を収めないと中国に進出しているアメリカの企業も窮地に立つ。アメリカでは消費者物価が上がる。中国は他国に貿易相手をもっと探すことだろう。
 世界の西洋化は止まらない。我々の潜在意識のそこぬは狩猟採集民意識が残り
農業革命の潜在意識が重なっている。その農業革命以後、戦争が頻発するようになった。だがその潜在意識の上に科学が覆い、その上にグローバル意識が積もりつつあるように思える。若干の後退もあるかもしれないが、確実に人間はより公平で、平和である世界を目指しているように思える。
 日本に脅威がこれまで以上に増しているというのは妄想である。