今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

生桜海老の「かき揚げ」&「炊き込みご飯」。

2022年04月29日 | 素材
築地の生桜海老を頂いた。
なんて自然で艶やかな桜色なのだろう・・・(←愛おしい↓)

「この桜海老はかき揚げが1番良い」という事を師匠聞いてきたので、そのまま私がスライドするカタチで代わりにかき揚げを作る。
(玉ねぎもよかったが、三つ葉とか香りがある野菜が特に好きなので・・・というか嫌いなモノはなく、こち亀の両さんみたいに好きか?・凄く好きか?ぐらいしかないのだが・・・)

うわっ、美味しいー、なるほど「この桜海老はかき揚げが1番」と、お店の人が言った(又聞きだけれど)『意味』が解かった。
(『論理』は解かっても『技術』の方はまだまだだなー)

更に、少しだけ桜海老を余らせておいたので、ご飯を研ぎ・・・いつもならダシで炊く為にザルに上げておくが(←水滴が味の要素を狂わさない為)、

今回は、出汁を作る程桜海老を残してはおかなかったので、じゃあ、お米を浸水させる『時間自体』を生桜海老の出汁を抽出する時間にすればいいんじゃね?
と、そのままぶち込む。
これが出来るのが生の良い所!!
あまりこだわらないのでネットをいくつか観て大体の分量を推測。
米1合
酒大1
水1合分(置いておくと少し吸い込むので、判るか・判らない程度に気持ち僅かに水分量を増やした)
塩小匙半分、
基本、私が炊き込みご飯を炊く時は、塩はピリリとするから醤油だけにしていたが(甘味もキライなので味醂もまず入れない)、様々なレシピを調べると塩派が多く出てきたので、宮古島の甘味のある塩ならミネラルと甘みがあるからピリリとしないだろうから、醤油ではなく塩で挑戦をする事にした!!
素材が凄いだけに(素材を)活かす為、生姜も入れん。

そのまま30分~40分漬け出汁を抽出し、自然に任せ対流をさせておく。

炊けたーーーー!!!

かき混ぜて、
(写真だと白暈けって言うんだっけ?をしているね)

生の桜海老から炊いたご飯の完成~。

う、美味い、なんだ、この美味しさ!!!!!

生桜海老の炊き込みご飯ってこんなに美味しかったの?

勿論、かき揚げも美味しかったけれど・・・技術が、もっと精進をしよう!!

お店時代、俺の料理を「美味しい」「美味しい」と、毎回注文し続けて下さった方が居て、先頃逝かれた、その方の為にも料理は続けよう。

業種職種を問わず、一生勉強!!

その人の分まで世の中、良くしてやる・・・未来も地球も宇宙も。
(今まで出会ってきた方々、協力してくれ!!) 
俺は進む。

又、必ず会おう!!


シーフードミックスで炊き込みご飯。

ツブガイの炊き込みご飯

茹で北寄貝で様々に楽しむ炊き込み。

秋刀魚の炊き込みは内臓を入れるか?入れないか?で胆嚢を取ってみる

鯛カブトの塩焼き→煮付け→湯引きの出汁で炊き込み。

秋鮭だけの炊き込みご飯。

深川めし(炊き込みVer.)

同じ時代を生きられて良かった!!
(そう思える生き方を俺達はしてきたハズだ。)