今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

美味しい醤油から世界を観てみる。

2022年04月30日 | 素材
「続けよう!!」これが今僕(たち)にできることだ・・・

なんというか、お師匠様から(凄いオリーブオイルと共に)凄い醤油を頂いた(右2つ)。
兵庫県は大徳の
キャップが赤色が「機有るべし」(←「るべし」ってなんぞや?とNETで調べたら「ときあるべし」と読むという事が解かった)
キャップが黄色の方が淡口

貴重そうなので何に使おうか?真剣に悩んだ結果、素材を活かしながら普段遣いに使う事が1番、多くの方が喜んで下さるような気がして・・・
TKGに
TKGはかき回し過ぎない方が好き、キチンと適度な塩梅を出来る人は、『その場』『その時』だけにしか生まれない毎回違う味で変化を付けられる、しかもで食べると毎回違う味がより顕著に表れる)

(ビジュアルは同じだけれど)後日、機有るべしでも試す。
う~ん、これも又全然違うな・・・(淡口と比べてではなく、普段食べている醤油とも違い)段階がUPするというか・・・
普段は甘ったるく無い醤油を使いキレを出しているのだが・・・
そういえば兵庫県って醤油の産地としても有名なんだよな・・・
室町時代ぐらいから続く「煎り酒」近年オレンジ色はリンク)より、保存が効くという理由で醤油が普及した事と共に、安定した味の調味料でもある「醤油」本来の真実や意図に触れた様な・・・そんな気がした。

近年少しハマっている生醤油天丼でもそれぞれ試す

機有るべしが結構、醤油感が出て面白いな、美味しい。

で、やっぱ(超奮発をして)刺身だろ・・・
丁度2枚づつあるから、それぞれを真剣に対峙して味と向き合う。
アレ?個人的にだけれど刺身単体だと、淡口の方が素材が出易いというか活きる???
機有るべしだと醤油の味が美味し過ぎて勝ってしまう???
醤油に負けない超高級な刺身だと又違うのかも?しれないが・・・

後で鉄火巻きだと・・・
???アレレ?今度は、機有るべしの方が活きる・・・
酢飯に味が付いているからだろうな・・・それとのマッチングが良いのかもしれない。
普段はこんな漬けないのだけれど、撮影の為やむなく、まだ他にあるし・・・)

ちょっと酢飯を作って握る時間がなかったので、少ない市販のパックだけれど寿司も試してみよう

あ、これもやっぱり、機有るべしの方が、同じように刺身を使ったモノなのに・・・

(配合は適当だけれど)ブレンドは?

お、これいい、なんか1.5倍何かが変わったような・・・(あくまでも「ような」、なので個人的感想だし、配合が適当なので、冒頭のTKGではないがその時・その時だけの『煌めく一瞬』ジャーナリズムの様に捉えたい)

最後に大切に大切に使い取っておいた、機有るべしは、昔から脈々と受け継がれる『普遍さ』を持つ冷奴で・・・
まだ少し陽気が寒かったので、4つ切りにして、1個を味噌汁へ
(料理はグルメじゃねーから、こういうところ、こだわりたくねー、もっと柔軟に・もっと柔軟に生きたい)
1個を薬味無しで、機有るべし、との相性を・・・
(撮影するのは正面だが座るのは右側ね←本当はこだわらないのだけれど人に観せるという事はそういう事だと思う)
安い豆腐だと負けるし、薬味が大葉だと今度は強いか・・。いや美味しいんだけれどね・・・

上記写真では一見醤油が多そうだが、あくまで豆腐の水気が出ただけなので、余った醤油も大切に、この日は朝だったし、TKGに始まりTKGに終わり、お後も宜しいようで・・・。

なるほど、機有るべしに限らず、醤油・又は美味しい醤油って素材や調理・料理方法によって全く用途や表現方法が変わってくるから違いを付けて表現をしていく事も大切になってくるのね。

勿論、コストとか純利とか、そういう世界中(というか地球上)の行政や倫理等にも繋がる事も加味されるのかもしれないが・・・

普通の日常から学ぶ事は多い・・・

この試し方にして良かった!!!