Amazonで購入した高田郁の新刊を読了した
高田郁が川富士立夏というペンネームで漫画原作を書いていた頃の
短編集が文庫として発売されたものだが
女性コミック誌に縁のないおいらは当然知らなかった
表題作もそうだが 先年話題になった有川浩の阪急電車のように
否 むしろ浅田次郎の鉄道員ぽっぽやに似てるか?
短編それぞれに鉄道が背景として登場する
それらの作品に勝るとも劣らない素敵な短編集になっていた
殊に最終章の「幸福が遠すぎたら」は
寺山修司の同名の詩を下敷きに、十数年振り
に再開を果たす同窓生三人梅、桜、桃の
くるしくも悲しい現在が語られるのだが・・・感動
さよならだけが
人生ならば
人生なんか いりません