「きんぴか 」光文社発行のノベライズ
「三人の悪党」「血まみれのマリア」「真夜中の喝采」
を一冊に合本
この作家は 一昔前の浪花節や
任侠映画が大好きな博打打ちの家系に
産まれたのだろうか?
この作家の小説を読むたび
お涙頂戴の作風に度々してやられたのは
おいらも作家に負けず劣らずの
時代遅れの浪花節人間なのだろう
今回の作品「きんぴか」は「三人の悪党」「血まみれのマリア」
「真夜中の喝采」の合本で554頁の長編 そのせいでもないが
買ったまま書棚に眠っていた
それが今回 テレビドラマ化されると知って
その前にとおいらの貧乏根性に火がついた
頁を捲ってみるとノベライズ流の二段組のうえ
不自由な視力では読む気のうせる
小さな活字
今日外が寒風ふきすさぶ今年一番の真冬日でなければ
再び書架で眠らせる代物
時代遅れの小説には古いミュージカル映画のレコード
がお似合いと針を落として読み出すと
熟練のくせ者作家浅田次郎
予想通りベタな浪花節ピカレスクコメディ
それが結構ハマってしまって
土日共寝食忘れず?読み耽った
なにぶん長編なので多忙な方にはおすすめできない
ずいぶん前に映画化もされたらしいが
興味ある方は
2月よりWOWOWで放映されるドラマを観て下さい