2日続けて映画館に行った後 時間がまだ昼前だったので
新聞の記事で目にしていた笠岡の小野竹喬の美術館に行く事にした
暑い時は車のクーラーの中にいるに限るからね
それに海が近いと少しは涼しいかと思ったが
これは期待はずれだった
初めて?目にする竹喬は イメージしていた日本画とは全く違っていた
南画の大陸的なものはない 今の日本画の気取りも見えない
オイラは柔らかなパステル画のような絵に親しみを感じた
戦後の高度成長 開発の時代に飲み込まれ 人は去りゆき
消えてしまって取り返しのつかない自然と田舎文化
それは写真ではけっして切り取り遺すことができない世界感だ
まるで古き良き田舎の空気の匂いを嗅いでいるかのように感じた
少年時代の故郷のイメージと重なって懐かしさがこみ上げてくる
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