今年はコロナのせいで花火大会やら盆踊りは
軒並み中止になっているが
寂しい事だ
津山地域ではゴンゴ祭も中止だとか
ゴンゴって別に気に求めていなかった言葉なのだが
我が故郷の吉備中央町の
新山地区にもゴンゴという言葉が残っていた
「ゴンゴ淵」特に意味も知らず場所の名と思って呼んでいた
毎年夏休みになると
子供らは各自土嚢を積む準備をして
毎年決まった河原に集まる
上流地域なので川幅は狭く浅いため
水泳には向かない
その為
土嚢で川を堰き止めてプールを自分たちの手で作るのだ
自分たちでプールを作るのは結構楽しかったが
大したものは当然作れない
下流には深くて広い淵があるのを
羨ましくて
時々海パンいっちょでその淵まで遠征をしたものだ
海パン(海水パンツ)も死語かな?
当時プールなど無かった小学校の水泳の時間に
泳いでいた場所だ
そうした深くて足のつかない場所のことを
ゴンゴ淵と呼んでいたのを思い出した
ゴンゴとは河童の事らしいが
検索して最近知った
今年は俄かに妖怪がクローズアップされた
アマビエと言ったかな
アマビエは良い妖怪?らしいが
河童は恐ろしい妖怪だ
独り川の深いところに行って泳ぐと
河童の手で川に引き込まれて溺れるぞ
との戒めだったのだろう
現在では防災ダムができたせいで
田舎の川は益々浅く細くなり淵もない
小学生も居なくなってもはや土嚢造りのプールも
作られることも無い
ゴンゴは何処に行ったやら