先日新聞広告に
我が家にある牛の置物と同じものが売り出されていた
来年の干支丑に因んでの広告なのだろう
その置物を十牛の内の「騎牛帰家「と呼ぶそうで
禅の悟りの境地の絵図を
彫刻したもののようだ
知らずにかざっていたのだが
調べてみると奥が深い
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解説文を抜粋すると
北宋の末ごろの廓庵師遠(かくあんしおん)禅師によって作られたもので人間本来生れながらにして持っている佛性、真如、本心などというそれらのものを見失ったものが迷いであり、これを取り戻し、自覚した時が悟りなので、この本有の佛性を『牛』に象徴
して、十図にわけ、それぞれに、序と頌を付し、失った牛を尋ね求め、見つけ出し、つかまえて飼い馴らす、という具合に、修行者の為の修行の手引きとしたものが十牛図である。
その中でも『騎牛帰家』は、その第六で、見失った牛をつかまえて馴らしその牛と人とが一つになり、本来の家郷に帰るところである。
これは
修道の極みを尽くし、無心になった境地です。
自分と牛、つまり意識と無意識が完全に一体になったわけですね^
とある
オイラは丑年ではないが
悟りの境地に達した気分でのんびりと音曲でも嗜みつつ
暮らしてゆきたいものだ