エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

アランドロン死す

2024-08-18 16:29:22 | Weblog

太陽が破裂しそうなこんな日に

アランドロンが亡くなったそうだね

中坊の頃TV放映された「太陽がいっぱい」を観て

一発で洋画(仏映画)ファンになってしまった

記念すべき映画だ

今どきのハリウッド映画とは一線を画す

サスペンス映画とは思えない哀愁に

ニノロータ作曲の主題歌と共に

イカれてしまったのだ

アランドロンはいい俳優だったね

冥福をお祈りします

合掌

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線は、僕を書く 記憶の文字

2024-08-18 00:09:45 | Weblog

2020年本屋大賞3位で2022年映画化された

「線は、僕を書く」は公開の折見逃していたが

先日ネット配信されたものを観て

思い出した事がある

映画は水墨画の世界の話だったが

親父が旅行か何かで手に入れて来た

奇妙な蛇の鱗のような文字の書かれた掛け軸

母が何故こんな気色の悪い掛け軸を買ったのかと尋ねると

この書によく似た文字の書かれた

襖が我が家に昔有ったが

襖を張り替える時下張りになって消えてしまったが

とても魅力的な書で親父は好きだったからだと言う

その襖の書は

何処で知ったか解らぬが

旅の書家が嫁と共に新築したばかりの我が家を訪れて 

お宅の襖に書を書かせてくれ

書の対価は

嫁の方が硯を使って墨を茶碗に溜めてる間

酒を呑ませてくれるだけで良い

と言って書いた物だと云う

親父が買ってきた奇妙な文字 

蛇の鱗の様な

書を襖2枚分大書して次の村へと去っていったと言うのだ

大正時代の事だから

件の書家は果たしてどんな人物だったのか?

知る由もない

今回の映画で登場したのだ蛇の鱗を思わず書が

親父にこの映画を見せてやりたかった

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