エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

海賊とよばれた男

2013-06-12 23:05:46 | Weblog

従兄弟が大病を患って入院して脚を切断するという
憂き目にあい俄かに読書に目覚めた というので
おいらの蔵書を何冊か進呈したのだが
そのお礼にと 読みたいとは思っていたのだが 
まだ買えずにいた「永遠の0」の百田尚樹の最新作
「海賊とよばれた男」上下巻を従兄弟は退院したあと
(何か琴線に触れるものがあったのか?)
届けに来てくれた 
還暦を過ぎるとある程度自分の性格を分析する事ができる
それを公けに語ると嫌らしく聴こえるのも承知している
今回よんだ本屋大賞本年度第一位の「海賊とよばれた男」
は実を言うとおいらの性格からすると読んで無いふりで
スルーしたい作品だった 頭が切れるうえに家族思い社員
思いの仕事のできる努力家などという
絵に描いたような良い人などを主人公にしてほしくなかったし
(それが実在の人物だと?)
そんな人間の成功物語りなど読みたくもなかった
おいらは他人を妬むし嫉む嫌らしい性格の上自分勝手で自堕落な人生を
これまで気が付かぬふりでのうのうと厚顔無恥で生きて来たし
こんな懺悔など断じてする気も無かった
しかし・・・口惜しいかなこの作品を読んでしまうと今回は
なぜかスルーすることができなかった

コメント
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