ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとずうっとオートバイがいちばん好きだった

オートバイ時代に生まれて

2010年03月08日 | R100RS 2本サス (1981) 銀じぃ

春が近づいてくるのは嬉しいけど

そのせいで天気が目まぐるしく変わる今日この頃。

雨が降って、風が吹いて

そうやって確実に季節を回転させていく。

仕事の都合で、先週は日曜しか休めなかったんだけど

その日曜が今週は見事に予報どおりの「雨」

しかも朝から一日中しっかり降ったねー

        〇

でもやっぱ乗りたい!

銀ジィ(R100RS)を走らせたい!

ということで前日の土曜日に仕事をちょっと早く上がれたので

一目散に帰宅して、「薄暮ラン」に出掛けた。

特に目的地もないので

思いつくままにぐるぐると近所を走らせた。

ほんとのことを云うと、

実は銀ジィ(R100RS)の夜のメーターを見たかったのだ。

と云っても銀ジィのメーターの照明は

見たことない人が初めて見たら、まちがいなく「暗くね?」と云うくらい暗い。

どんくらい暗いかというと、よく見えないくらい暗い。(くらいの繰り返しだね)

0308_01meter

上の写真は、右上の時計の秒針が溶けて写らないくらいの長時間露光をしている。

(メーターがかなり前後しているので11まで絞って30秒くらい開けてる)

こんなに見えていれば全く問題ないけど

イメージ的に写真を細工して表現してみると

0308_01meter2

こんくらい暗い。

いやマジで。

見えん、でしょ?

実際良くは見えんのですわ。

でもボクはこの感じ、とても好きだ。(変態)

以前モノサスのRSを買って、初めてナイトランした時

この真っ暗なメーターを見て

「おいおい・・・・・・」と真剣に落ち込んだもんだ。

それで外からLEDかなんかでライトアップしようかとか考えたりしたんだけど、

その相談に行くと、どのショップのメカの人も口を揃えて云う。

「こんなもんだよ」

取り合ってもくれない。

あんまりシツコク云うとアレコレ考えてはくれるけど

大概気乗りしない感じだ。

でも、それって面倒だからってことじゃなくて

RSに何を求めているのか、ってことだと思うようになった。

メーター照明が明るくて、ハンドルもブレなくて

どんな外乱をもものともせずラインをキープし

ひとたびスロットルを引き絞れば瞬く間に300km/hを現実のものとする。

錆も傷も不具合も全くないオートバイ。

なら、ハヤブサを新車で買うべきだ。(ボクも欲しいけど)

R100RSを選んだとは、そういうことじゃない?

しかもそれに30年という歳月も引き受けなくてはいけないのだ。

        〇

オートバイが発明されて約100年。

ものすごいスピードで進化し、今やすでに完成の域を迎えている。

そう考えると、この時代にヒトとして生まれてきたこともそうなんだけど

オートバイの歴史に合わせて生まれてきたことに

至上の喜びを感じる。

多少の無理や問題はあるのだけど、

今ならこの100年の歴史上にあるすべてのオートバイを

選択肢に入れて、オートバイを選べるということだ。

そうして、ボクはこのR100RSを選んだ。

まさに奇跡の乗り物。

けれど地球環境の観点から近い将来、ガソリンエンジンの乗り物を

この地球上で走らせることが、法律に触れる時代がやってくるかもしれない。

願わくば、ボクの命が尽きるまでは、待ってて欲しいな。

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