ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

何故そんなことをする?Omnipotの場合

2010年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム

何故そんなことをする?

とは、知ってのとおり、キリン、POINT OF NO-RETURN!編のモチーフだ。

いまでも東名下り線の由比辺りに来ると、ちょっと遠い目になるおっさんな訳だが、

背徳の行為に、覚悟を持って臨む者に、周囲は大概いつも冷たい。

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もちろんいまさら「キリン」の話をしようって訳じゃないよ。

今回は、ある女性の話だ。

        〇

身長142cm。

1975年生まれ。血液型はA型。

「青」が好きで、お酒も飲めず、コーヒーも苦手、タバコは嫌い。

TOEICは940点!

XLR80で15カ月かけてアフリカを1周。

アメリカで自家用パイロットの免許を取得。

(・・・・・・バツイチ)

        〇

Omnipot の管理者青山さんと云う人。

今、彼女はロシアを西に向けて走っている。

「青い」ワゴンRで!!!!!!!!!!!!!

7月5日のHPの更新では

ハバロフスクからチタを経て、ウランウデにいると報告されていた。

なんか例の「LONG WAY ROUND」に出てきた地名ばっかじゃん!

チタとか、ウランウデとか、聞いてるだけで旅情を感じるよ。

でもこの人、ロシアを抜けてヨーロッパに行くだけじゃなくて

ジブラルタル海峡を越えてアフリカはガーナまで行くつもりらしい。

        〇

そこでこのセリフ。

「何故そんなことをする?」

この計画を彼女のブログで知った時、思わずボクの口から出た言葉。

同時に、すごいなー、と正直ちょっとあきれた感じだった。

海外に慣れていて、英語にも堪能だからと云って

ワゴンRで行ける訳がない、と。

誰もいない荒野で、クルマを奪われ、持ち金も奪われ、

命からがら救助を求める羽目に陥るのが関の山だ、と。

・・・でも、毎日彼女のブログを読んでいるうちに気付いた。

彼女に出来ない事でなく、

ワゴンRに不可能な事でなく、

ああー、ボクには出来ないことなんだ、ってね。

自分に出来ないからって

何故そんなことをする?はあんまりだよな。

今では、ただただ彼女が羨ましいだけだ。

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        〇

相当慌ただしく旅立ってしまったのか、

旅立つ時の記述はなかったけれど、

今、彼女は本当にワゴンRでユーラシア大陸を横断している。

チタ辺りの景色は「非常に変化に富んでおり、まさに絶景の連続」だそうだ。

きのうの報告どおりならいまは「イルクーツク」にいる、くーつく。orz

        〇

ボクなんかが同じことをやろうとすると

明らかに無謀なチャレンジ的な絵になっちゃうんだけど

彼女がやっているところを見ると

実に淡々と様々の手続きをこなして

粛々と歩を進めていく。

何が違うんだろうか?

まだ見ぬ土地や、まだ経験していない出会いへの渇望の大きさか?

いや、たぶん世界の美しさや忘れがたい出会いを数多く体験し、記憶しているからこそ

それが大きなエネルギーとなって、他人をして無謀とも思わせる旅に誘うのではないだろうか?

とすると、ボクはまだまだ旅の経験が少ないのかも。

確かに少ないな・・・・・・。

よし、来年からは有給休暇全消化で経験値を上げていくことにするゾイ!

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