先週はハードワークで、腰に鈍い痛みが出ていた。
土曜が搬入の関係で出勤になったので、都合今週は1日しか休めない。
年末も控えているので、今日はしっかりと休んで
体調を整えた方が良いだろうと、「大人」の判断で朝寝を決め込んだけど、
8時には目が覚めてしまった。
「仮面ライダー・オーズ」なんぞを寝床で見ていたけど、
どうにも外の天気が「ヨサゲ」で、キニナルーーーーー
起きだして、新聞を取りにおもてへ出ると、もういけない。
オートバイなんて、ただ跨って、右手捻ってるだけなんだから、
ぼんやりテレビ見てるようなもんだよ。
とばかりに、そそくさと支度を始める。
そして10分後には国道に出ていた。
〇
なんとなく、今日あたり琵琶湖方面へ行きたいなー、と思っていたけど、
時間がもう遅い、10時を回っている。
まー、どうせ高速は渋滞だろうから、ICまで行って「渋滞」の表示を見てあきらめよう、
と、東名の岡崎ICまで行くと、予想に反して、何の情報も表示されていない。
「そう来たか!」とそのままICのランプウェーへ入り、270°ターン。
本当に高速は空いていて、最近の土日にしては奇跡的だ。
銀ジィ(R100RS’81)は4,250rpmでミラーの振動をビターッと止めて疾走する。
「銀ジィ、おいら途中で腰がダメになるかもよ」
「琵琶湖だろ?かるいよ、行こう行こう!」
ミラーに映る新幹線(と云っても今は亡き0系)みたいなカウルと、H4のデカいライトのおかげで
なぜだかみんな銀ジィだとレーンを空けてくれる。
そうやって、時計仕掛けのオートバイは、電気仕掛けのクルマたちを掻き分けて西へ向かった。
〇
風もなく、日差しが暖かな12月の高速は気持ちよかった。
銀ジィはいつもどおり快調で、きっかり1時間後、「関ヶ原」ICについた。
ここからは下へ降りて県道で浅井辺りを抜けて、湖北へ出るのが好きだ。
けれど、トラブルはここで突然起こった。
ガソリンが少なかったので、ICを出てすぐのスタンドに入って給油した。
切ったエンジンを再始動させると、吹け上がらずにカブッたような振動が来た。
「え?カブッた?」
少し回転を上げて、カブリを取ろうとするけど、振動が出て厭な感じだ。
走りながら(停めるとストールしそうだったからね)チョークワイヤーをチェックするも問題ない感じだ。
4,000rpmくらいまで回転を上げると振動が消え、普通に回る。
前方の信号が「赤」だったので、スロットルを戻して自然に減速すると、ストールした。
素早くクラッチを切ってギアを落とし、半クラッチで始動を試みるけど無反応。
再度クラッチを切って、今度はセルを回すと何とか始動してくれた。
スロットルで回転をキープして停まる。
感じとしては焼き付いて片肺になったような雰囲気だ。
けれど、高回転は回っているようなので、焼き付きというより、電気系か。
スタンドでエンジンを切るまでは何ともなかったから、イグニッション系統の何かが死んだ感じだ。
諦めて目に入ったコンビニに銀ジィを止めた。
元ディーラーのKさんに電話して、策を乞う。
「上が回るなら、アイドリングを上げて、とにかく行けるとこまで・・・」
ボクが何となく考えていたことと同じ返事だった。
「ダメなら迎えに行きますよ」
いえいえ、その一言だけで十分です。
これくらいで生還できないようでは、銀ジィとはこの先付き合っていけない。
何から何まで揃っているBMW自慢の車載工具をガチャガチャと広げる。
「あのー、ドライバーがないんですけど・・・」
ない!
タイヤレバーまで入っている工具入れにはドライバーがなかったorz
伊吹山は今日もキレイだねー。
〇
信号で止まるたび、「ガーーーーー」とエンジンを唸らせて(回転を落とすとストールする)
100kmあまりを、結構楽しく帰ってきた。
高速はまるで不安なく、むしろ快調ですらあった。
うちに戻って銀ジィをバラす。
プラグを替え、純正のプラグコードに替えてみたけど
症状は全く治らない。
翌日、元ディーラーに寄って、kさんと相談。
「イグニッション・コントローラー」かとボクは思ったけど
Kさんは「今までに2件くらいしか壊れた経験がない」と云うので
「イグニッションコイル」をまず交換することにした。
たしかに登りのワインディングでワイドに開けると失火していたので
コイルはそろそろ怪しいと思ってはいた。
けれど、とても「お高い」ので死んでからでもいいか、なんて見て見ぬふり。
ちなみに「イグニッション・コントローラー」はさらにイクスペンシブ!だよ
と云う訳で、銀ジィの2010年は終わったかなー?
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