ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

きーくんをボクに下さい

2020年10月21日 | R100Trad (1990) クロ介
「じゃないほう」のボクサー

全身、真っ黄ー黄ーのモノサス


2本サスのRSをもう一度手に入れたいと思ってはみたものの

時はすでに2020年


ほとんどの個体が40年選手のロートル

ロートルであることはおそらくあまり問題ではないんだけれど

何人ものオーナーの手を経てきていることが不安材料だ

使い倒す人

ガレージの肥やしにしていた人

自己流メンテが大好きな人

ベンベのオリジナルの味わいなんてアホかって人


ヤフオクを活用すればいくらでもオリジナルに戻せるけど

テックMのYさんも「構造が単純だからそれは大丈夫」と笑って言うけど

もうボクが歳だから

時間的にも経済的にも猶予はない


真っ黄ー黄ーのきーくんはエグイ改造ボクサーだけど

実はワンオーナー

最初からテックMで見ているオートバイ

でももう10年くらい火を入れられてない


ツインプラグ化されたシリンダーヘッド

FCRキャブレターにエアファンネル

エキパイもストレートに変更され、吸排気系は大幅な見直しがされている

モトコのシングルシートにバックステップ

RSのハンドルバーとポジションもややスポーティーに

そして、極めつけは真っ黄ー黄ーのペイント

厭味な言い方でなく、この黄色、実物はすごくキレイで、果実のようなみずみずしい黄色だ



モノサスのR100RS(RT)が元車で

福田モータースのサイトによると

エジプト公用車として小ロッド生産されたものを日本のディーラーも輸入したモデルだそうで

「R100 TRAD」という名称は日本だけのものらしい

200台ほど生産の希少車といわれはするが

実際巷にはカウルレスのRSやRTはあふれているので

TRADの価値はそれほど高くはないだろう


なんどかテックMへいって「きーくん」を眺めているうちに

すっかり変な情が湧いてきてしまった


「きーくんをボクに下さい」

ついに口にしてしまったよ