ステレオサウンド社から、新しいハイテクレコードが出た。
つまり、稀代の名演奏とされる(デジタル録音された)マスターテープからダイレクトカッテングし、それを元にできるメタルマスターで直接プレス製盤するのだという。
こうすることで、音質劣化を最小限に抑えつつ且つ、最新のノウハウも注入した高音質レコードに仕上がっている。
今回入手したものは、ジャケットに見る如く、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)とマルタ・アルゲリッチ(ピアノ)によるベートーヴェンのソナタ集で、30数年前の録音とは思えぬ新鮮な音楽を聴かせてくれた。
ハイテク至上主義ではないが、当時の音質に比較すれば隔世の感がする。ただ、値段が少々高い(送料込み6,450円~CD2枚分)のが玉に瑕ではある。
Stereo Sound SSAR-022