昨日、札幌シネマフロンティアで、話題の「万引き家族」をみた。
カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した是枝監督の最新作。
家族とは何か、家族の絆はどうあるべきか?
格差が拡大し、貧者にはますます住みにくい世の中だが、「貧困」が生み出す家族と人間関係の歪に果敢に挑戦した問題作である。
正直、見ていて楽しい映画というわけには行かない。
しかし、この映画で感心した点が二つある。
一つは、物語の終わらせ方の見事さである。
万引きという犯罪が下地となった物語をどう終わらせるか、是枝監督は、観客が納得する解決策を提示した。
二つは、6人の家族それぞれを担った俳優が、それぞれの存在感を発揮してすばらしい物語を作り上げたこと。
特に、祖母役の樹木希林さんと母親役の安藤サクラさんの存在感は「半端ない~」と思った。写真は、同映画のHPから拝借しました。