最近は、時々家内におだてられて夕食の主菜を作ったりしている。
昨夜も、比較的手の込んだ「ストゥルーデル」(上図)を作った。
鶏のもも肉を小さく刻んで下味を付けて置き、玉ねぎとシイタケのみじん切りを炒め鶏肉を加えてさらに炒める。隠し味に白ワインを適量混ぜ込む。
他方、後に和える春菊を茹でて水切りして置き、具材を包むパイ地は適当な大きさに延ばして置くなどなど。
事は材料をそろえるところから始まり、メインのルーティンから外れた例えば、春菊を茹でる等のサブルーチンも適時にこなす必要がある。
炒めた具材に混ぜ込む粉チーズや包んだパイ地に塗る黄卵の準備も必要だ。
並行して副菜や汁物の準備もする必要がある。
という具合に予定した手順を適時にテキパキとこなし、見栄えもし、また食べて美味しい一皿を作り上げるのは容易ではない。
こうした手順を適時にこなす段取りと技量が必要で、やってみていつも思うのは、これは大変な頭脳労働だと言うことだ。
これを毎日欠かさず実行している主婦の皆さんのご苦労が偲ばれる。
逆に言えば、こうして頑張っていれば、とても認知症などになる暇はないと思った。
世の年寄り男性諸君!
こんなすばらしい頭脳労働を女性にだけに預けておかず、自らの糧にすべしと訴えたい。
そうすることによってきっとQOLの高い老後を過ごすことができると信ずる。