去る6月3日、金融庁が「夫65歳、妻60歳以上の平均的世帯で、夫が90歳まで生きるとした場合、年金に加え約2,000万円の金融資産が必要」との報告書を公表した。
誰もが漠然と認識していた事態だが、「100年安心」とされた年金への幻想がかくも無残に崩壊する結果となり、財務相がこれを受け取らないと言い出す始末で、以来、政権批判が続いている。
また、将来の人口構成からして、現行の年金水準を維持することは困難だから、この必要資産はもっと高額にならざるを得ない。
これを表したのが上図だが、つまりは、「いつまでも働け、さもなくば、さっさと彼岸へ」と言うことか・・・。上図は、朝日新聞の記事から転載しました。