アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

角川歴彦著「人間の証明」

2024年12月25日 | 読書三昧

 

リトルモア社発行 133頁

角川歴彦(つぐひこ)氏は、東京五輪のスポンサー契約をめぐる贈収賄事件で逮捕・拘留されたKADOKAWA社の会長だった人。

本書によれば、事は本人の知らないところで進行したが、地検特捜部は(同氏を)黒と認定して自白を強要。拘留は、226日間にも及んだ。

同氏は、高齢(逮捕時79歳)で且つ、心臓に持病を抱えていて生死を彷徨う場面もあった由。

5回目の請求の末ようやく保釈されたが、こうした「人質司法」を決して許さず、刑事事件として(司法を相手に)戦いを挑むことになった。

 

 

 

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新着ジュウタン~飯森範親「ハイドン:交響曲第101番”時計”」

2024年12月24日 | 音楽三昧

 

飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団によるハイドンの番号付交響曲104曲を演奏・録音するプロジェクト。

このドーナツは、シリーズ2番目のリリースだが、その精緻で豊かなサウンドは特筆に値する。言わば、ハイドンの交響曲を見直す契機となった。

音源は、ミュージックバードのエアーチェック版。

収録曲 ハイドン

 交響曲第14番イ長調 Hob.I:14
 交響曲第77番変ロ長調 Hob.I:77
 交響曲第101番ニ長調 Hob.I:101「時計」

演奏

 日本センチュリー交響楽団
 飯森範親(指揮)

録音 2015年9月 大阪、いずみホール Octavia Exton OVCL0063

 

 

 

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生活に不安感じる

2024年12月23日 | ドラミング

 

内閣府の調査によると、生活に悩みや不安を感じている、どちらかと言えば感じていると回答した人が78%にものぼったことがわかったと言う。これは81年に調査を始めて最多となった。

それだけ、昨今の物価高や高齢化に直面していると言うことだろう。

記事は、21日付けしんぶん赤旗から転載しました。

 

 

 

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はしご

2024年12月22日 | アーバンライフ

この歳(84歳)になって始めて、1日に2つの病院を掛け持ち受診する羽目に陥った。

一つは、先の”眩暈と嘔吐”の原因を探るべく「耳鼻咽喉科」へ予約を入れたら、「早い方が良い」とのことで、翌日の出頭命令が下ったこと。

二つは、2週間ほど前に左上奥歯の詰め物が外れたので、治療を依頼してあった歯科の受診日がその日であったこと。

ということで、午前中に耳鼻咽喉科、午後に歯科という具合に診察の「はしご」となった。

つくづくと、我ながら「歳は取りたくないね~」と思わずため息が出た。

 

 

 

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天童荒太著「青嵐の旅人」

2024年12月21日 | 読書三昧

 

「毎日新聞」2023年1月~24年5月連載、上下巻785頁。

直木賞受賞作「悼む人」の印象を一変させる幕末の青春群像を描いた大作。

物語~激動の幕末の伊予松山藩。戦を厭う娘ヒスイ、医の道で人を助ける救吉、若き武士辰之進。霊泉の湧く故郷を守るため、若者たちが立ち上がる・・・。

天童氏初めての時代小説とかで、同氏独特の静かな筆到はどこへ行ったかと思わせるエンタメ小説に仕上がっている。あるいは、初めての新聞小説という側面があるのかも知れない。

とは言え、ヒューマンな物言いは氏独特のものだ。

 

 

 

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