好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

旧ソ連邦に抑留された方

2016-05-10 13:59:05 | 日記
 ネット社会の功罪に付いていろいろあると思いますが、私の場合はその恩恵に浴すること極めて大きいです。

 先日、厚生労働省の資料を検索していた時にたまたま目にしたのが、「旧ソ連邦に抑留された方について」という記事でした。

 先の大戦時、実家の父(2年前に他界)は陸軍の軍人で、戦後シベリアに抑留されていました。厚労省の記事をよく読んでみると、本人・遺族に資料請求権があるというもので、聞くまでも無いとは思ったのですが実家の母に電話してみると、やはり、そのような資料があるのなら見てみたいということでした。

 此れも親孝行と思い、早速提出書類を整え、少しでも早く資料の確認をしてもらいたいと思って、収容所の場所など父が書き残した資料も同封しました。
 厚労省に送ったのが連休前で、簡易書留にしたので配達状況の確認が出来て、2日に届いていました。

 昨日、夕方帰宅すると家人が「厚生省から電話があったよ。5時には帰って来ると言っておいたから」と。こんなに早く連絡があるということは、書類に不備でもあったのかな?それとも母が請求しないといけなかったのかなとかいろいろ考えてしまいました。
 5時少し過ぎに電話がかかってきました。それは「資料の確認が出来ました」という嬉しい知らせでした。ロシア側の資料と、日本に帰って来た時の日本側資料の「身上申告書」の二つともあったということでした。
 ロシア側の資料もさることながら、父が日本に帰って来た時の自筆の資料が見られるとは! 父が書き残したものはたくさんあるのですが、やはり帰国時に最初に書いたもの、というのは母にとっても感慨深いものだろうと思います。

 電話では、こちらに資料がとどくまで3カ月かかるとのこと!
3カ月は長すぎでしょう!とは思ったものの、資料があっただけでも良かった!と思わなくてはね。
 そしてすぐに母に知らせたところ、「3カ月~~~」と驚いていましたが、あって良かったと喜んでいました。

親孝行出来ました! 
さて、問題は、ロシア側の資料は当然のことながらロシア語で書かれていること。知り合いにロシア語の分る人はいなかったなぁ~~。
 ネットに翻訳サイトもあるけれど・・・
 資料を見てから考えることにしましょ!

 それにしても、このような制度があることを知っている人はどのくらいおられるのでしょう?たまたま私は知ることが出来ましたが、知らないままの人もたくさんおられるのではないでしょうか?

 母は電話口でつぶやきました。「生きているうちに見せてあげたかったねぇ~」

コメント
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